カイト・カフェ

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「流星の絆」~我が子とともに、しし座流星群の降りしきる星を浴びた夜の話

 今朝、ニュースを見ていたら、しし座流星群の話をやっていて、「しまった」とばかりに表に飛び出しました。幸いなことに外はまだ真っ暗で・・・と思ったのですが、暗さは低く垂れ込めた雨雲のせいで、星はひとつも見えません。星の観察なんてそんなものです。

 「しし座流星群」のことが大変な話題になったのは十年ほど前のことでしょうか。当時私はF市に住んでいましたが、午前2時ごろに目覚めると外は小雨で、二人の子どもを起こして車に乗せ、N町方面に20〜30kmも走ってようやく一つか二つ見たのを覚えています。道路にはあちこちにたくさん、死体のように横たわる人がいて、なんとなく気持ちの悪い道筋でした。

 翌年は「今年も見える」ということで期待もせずに午前3時ごろ起きて外に出たのですが、出ると同時に1秒1個以上の速さで小雨のような流星が次々と降るのが見えました。あわてて子どもたちを叩き起こし、それから小1時間も飽きもせずに空を見続けました。ほんとうに感動的な夜でした。

 そんな子どもたちですが、今では流れ星なんかにつきあってくれそうにありませありません。子どもはすぐに大きくなってしまいますからつまらないですね。