先週の共同通信のニュースに
『「ウイルスカット99%」は過大 インフル用マスク』
というのがありました。
それによると
「国民生活センターによると、15商品のうち、ウイルスの捕集効率95%以上は3商品だけだった。6商品は80〜95%、2商品が60〜80%で、50%以下も4商品あった」
とのことです。
つい先日まで、テレビなどでは「マスクはインフルエンザにまったく役に立たない、ウィルスはマスクの不織布の目を軽くすり抜けてしまう」などといっていましたから、「何だ、結構捕まえられるんじゃないか」というのが素直な感想です。
さて、一般に、手洗いで感染を防げる確率は65%だといわれています。したがってマスクのウィルス捕獲率を80%と仮定すると、手洗いとマスクで93%の感染防止効果がある、ことになります。これだけあればかなり安心できます。
さらに「うがいにも意味がない」といった主張もありますが、仮にその予防効果が20%程度だったにしても、マスクと手洗いを組み合わせた場合の効果を、さらに1.4%引き上げます。
いずれにしろ、よいといわれることは全部しておかなければ損、ということです。
大人はかかりにくいと思われてきた新型インフルエンザ、ここにきて私たちの大人にも魔の手を伸ばしてきそうです。注意の上にさらに注意を重ねましょう。