カイト・カフェ

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「大阪コミュニケーション」~大阪の子どもは学ぶことが多すぎる

 大阪府では学力問題で橋下府知事がそうとうカリカリしている様子が見られますが、そもそも大阪の子どもたちは学ぶべき基礎学力が多すぎて、普通の学力競争では不利だという説があります。
 他の地域だったら「読み・書き・そろばん」だけで済むのに、大阪の子どもが身に着けるべき基礎学力は「読み・書き・そろばん・ボケ・ツッコミ」の五つもあるというのです。

 伝説によると(たぶん事実です)、大阪の町で転びそうになってかろうじてこらえると、周囲で「セーフ」と手を広げている人が、最低3人はいるといいます。

 交差点か何かでこちらに向かってくる集団に、指拳銃で「バーン」と撃つと、これも少なくとも3人が、胸を押さえて「ウッ!」とうなり、倒れそうになってくれると聞きました。

 学生時代同じアパートで仲の良かった大阪人は、駅を降りて改札を抜けると、そこにいた見ず知らずの女の子に「お待たせ」とか平気で声をかけるので、非常に困りました。しかしこれなども、
「お待たせ」→「は〜い(と答えておいて)、アンタやない!」
といった、ほぼ定番のやりとりなのだそうです。

 まじめな話も丁寧に聞いてくれるのですが、聞き終わってから最後に、
「で、オチは?」
 と訊ねられるショック。
(とてもついては行けない・・・)

 慣れればかなり楽しい生活なのでしょうが、大阪社会的スキルを十分に身につけていないと、なかなかシンドイ世界だなあなどと思った次第です。