「地震・ウクライナ・オミクロン、春なのに考えなくてはならないことが山ほど」~ブログも春休みに入る予定でしたが―― 

 学校の年間暦に合わせて書いてきたこのブログ、
 春休みなので私も休もうと思ったが、この春はたいへんだ。
 地震ウクライナ、そしてコロナ。
 特にコロナでは日本の地方と韓国と中国が危険だ。

という話。

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(写真:フォトAC)

 

【休みに入るつもりですが難しいかもしれません】

 私の住む地方ではほぼすべての学校が春休みになりました。もう20年近くも続けてきた習慣ですから、学校の年暦に合わせて私のブログも休みに入りたいと思います。
 ただしウクライナ情勢はここ1~2週間が山場だといいますし、新型コロナ感染も分岐点、おまけに昨夜のような大地震があるとおちおち休んでいるわけにもいきません。

 地震について言えば最高速度320km/hで走る新幹線が、震度6強の地震に遭っても脱線こそすれ横転したり側壁に激突したりすることなく、乗員乗客全員が無傷だったという凄さ、それにもかかわらず一部のマスコミは「崩れた安全神話!」などと言いだすかもしれないと思う鬱陶しさ。宮城・福島の断水した地域では住民たちがすぐにポリタンクを持って並べるという一種の哀しさ(私はもちろん、近所の人だって飲み水用のポリタンクなんてもっていない)。一昨日の深夜に亀裂の入った高速度道路が昨日の夕方には使えるという素晴らしさ、そういうことも考えたい――。
 また、ウクライナに関してはアメリカ議会でのゼレンスキー・ウクライナ大統領の演説がすばらしくて言葉の力を感じたとか、しばらく前の国連総会でのケニヤ国連大使の演説がほんとうに凄かったとかとか、こちらもじっくり考えて文章にしたい。

 さらに新型コロナですが、ウクライナに気を奪われているうちにこちらも面倒くさいことになっていて、東京や大阪のような大都市では多少スピードは遅いものの着実に感染が縮小しているのに、石川・愛媛・茨城といった比較的人口の少ない県では停滞もしくは再上昇という不思議な現象が起こっていること、それらも気になります。
 21日にはまん延防止等重点措置がすべての都道府県で解除されますが、この先どうなっていくのか――心配というよりは不安な気持ちでいっぱいなのです。
 一方、目を世界に転じると、感染状況はさらにとんでもないことになっています。

 

【移り行く防疫優等生】

 この2年間を振り返ると、新型コロナ防疫成功国としてさまざまな国名が上がっては消えました。いまとなれば笑い話のようですが、あのフランスもイギリスもドイツも、あるいはスウェーデンでさえも私たちの見習うべき国とされた時期がありました。こうした国々に比べたら日本政府や日本人のなんと無能なことかと、そんなふうに卑下されたのです。

 やがてヨーロッパがダメだと分かると代わって注目されたのが、台湾・韓国・ベトナムシンガポールなどの東アジア・東南アジア諸国です。ことに初期の感染拡大を制圧しきった韓国の「K防疫」は有名で、シンガポールのIT防疫と並んで、大いに宣伝されたものです。
 ただし日本のマスコミはフランスやスウェーデンを羨んだ時のように、韓国やシンガポールを羨むことはなかったような気がします。それは個人情報を政府に預けなくてはならない追跡システムに対する反発なのか、単なるアジア蔑視なのか、それとも当時の日本がそこそこうまく対応していたからなのか、そのあたりはよくわかりません。

 とにかく中国・台湾・ベトナムシンガポール、あるいはオーストラリア・ニュージーランドといったオセアニア諸国は、当時の日本と比べて極端に感染者・死亡者が少なく、自国民の帰国さえ許さないといった極端な例はあるにしても、完璧な防疫(ゼロコロナ)というのは夢ではないのかもしれないと、しんそこ感心していたのです。
 ところが12月~3月、東アジアを席巻したオミクロン株は、世界の感染地図を全く異なるものに塗り替えてしまいました。

 

【優等生が消えていく。韓国の凋落】

 かつての「(ほとんど)ゼロコロナ国」のうちベトナムは、現在10万人あたりの感染者数で日本の1・5倍、死亡者数で2・1倍にもなっています。同様にシンガポールは死亡者数こそ日本より少ない(0・98倍)ものの感染者は3・7倍。人口が560万人ほどしかいない、しかも面積も少ない小さな国ですから、感染が広まればあっという間、ということなのかもしれません。
 国土自体が太平洋で隔離されているオーストラリアとニュージーランド。ここもほとんどゼロコロナだったはずなのに、現在のオーストラリアは感染者数で日本の3・1倍(死亡者数はほぼ同じ1・1倍)、ニュージーランドもいつの間にか感染者数が10万人あたりで日本の1・7倍になってしまいました(死亡者数は日本の10分の1で好成績。実数でもたった102人です)。

 驚くべきは韓国です。
 韓国は新規感染者が昨年7月初頭まで3桁でした。それが1000人を越えて長く4桁が続き、今年1月25日に1万人を越えると、それでも2月14日までは5万人台だったのが翌15日、いきなり9万人台になり、昨日未明の発表ではなんと1日の感染者が62万人越えてしまったのです。全世界の感染者の4人に1人は韓国人という状況です。
 直近一週間の感染者の増え方をグラフにすると、下のようになります(黒が韓国。赤が日本の第6波)。

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 韓国政府は「オミクロン株は重篤化しにくい、重症者用ベッドには空きもある」ということでいっそうの規制緩和を進めようとしていますが、昨日発表の死亡者数は429人で過去最高。日本で最大の死亡者数は2月22日の322人ですから実数で100人以上も多く、人口比で換算すると日本で「1日の死亡者1050人」と発表されるくらいの衝撃のはずです。
 それでも規制緩和というのですから大統領選挙で負けた革新政権が、国をめちゃくちゃにしてから保守政権に預けようとしている、と勘ぐられてもしかたがない状況です。 

 

【さらに心配なのは中国】

 さらに心配なのは中国です。
 中国はずっとゼロコロナ政策をとり続け、人口が14億人もいるのに感染者は今年3月3日にようやく11万人越え(人口が1割にも満たない日本は、同日までに515万人)。死亡者は昨年1月20日にひとり公表されただけで、以来1年2カ月、ひとりも出ていません。

 この国の統計は素直に信じることはできませんが、それでも映像に出てくる巨大都市の様子は誰もマスクを着けておらず、楽しげで、あながちウソでもなさそうです。オミクロン株のせいか昨年末から感染者がやや増えてきて、1日200人台、300人台ということも珍しくなくなってきていましたが、大した問題ではなかったのです。先週木曜日(3月10日)までは。
 ところが3月11日の新規感染者数は突然の1052人。翌12日の土曜日が474人と下がったものの、今週は2142人、1420人、3387人、2958人と4日連続で1000人越えを続けています。
 武漢封鎖のころには1日4000人を越えることも(報告調整で1万人をこえたことも)ありましたから、それに比べるとまだまだですし、感染の縮小している日本でも昨日の新規感染者は1日5万人を越えていますからまったく問題ないような気もします。しかし今までなかったことが起こるのは不気味。
 中国人が使っているワクチンは中国製のもので、特にオミクロン株には効果が疑問視されたものです。それに中国で欧米並みの感染拡大が始まると、世界経済に及ぼす影響がハンパではありません。

 というわけで春休みも静かに黙って、というわけにはいかないかもしれないのですが、とりあえず新年度は、4月4日から始めると予告することにしておきましょう。