自宅の方でクジャクサボテンの花が咲きました。毎年この季節に大輪の花を咲かせます。大きくて立派なのはいいのですが、たいていは24時間程度で萎れてしまうので楽しむ時間の短い花です。
手入れはさほど難しいものではありません。寒さにも比較的強く、本などで読むと「冬は5℃以上の場所に」とありますが、葉が凍らなければそれより寒くても大丈夫なようです。
水もさほどやらなくても良いみたいです、夏でも表土が乾いてから2〜3日待ち、それから灌水をしてやれば十分です。
放っておくと葉に葉を継ぐ感じでどんどん伸びて行ってしまいます。そこで60cmくらいになったら先端を摘め、それ以上伸びないようにします。
サボテンといっても砂漠に育つようなものではなく、亜熱帯の雨林の中に生きる植物ですから半日陰を好みます
増やすのも簡単で、数の増えすぎた葉は根元から切って一週間ほど日陰干しにし、砂地にさしてやるとすぐに根を伸ばし始めます。それから赤玉土に腐葉土を混ぜた、水はけの良い土をつくって、そこに植え替えてやればいいのです。
さらに数を増やしたい場合は、葉を小さく切ってしまいます(左下の図)。その状態で1週間ほど日陰干しにすれば、あとは葉一枚を植え替えるのと同じです。
ただし上下逆さまに植えると芽も根も出ません。写真で下の方の両端が斜めにカットしてあるのは、それが「下」だという印です。切るときに必ずやっておかなければならない仕事です。
もしほしい方がおられるようでしたら声をかけてください。いくらでもあります。
それにしても学校にもって来た方の鉢はさっぱり花芽をつける様子がありません。どうしたことでしょう。
家に置き放しにした鉢に比べると、手をかけすぎたことは確かですが。