四川大地震から2週間がたちます。
ずっと気になっていたのですが、時間ができたので調べてみました。
四川というのは中国内陸部の省で、中国4大料理体系の中心地のひとつとして有名です(他の三つは広東・北京・上海)。
四川料理は山椒・唐辛子などの香辛料をよく使い辛いのが特徴。麻婆豆腐がもっとも有名な料理で、これくらいなら私も知っています(広東料理は飲茶(ヤムチャ)。北京料理は宮廷料理が中心で、餃子・饅頭・北京ダックが有名。上海料理は海鮮料理が中心。小龍包・上海蟹が有名で酒・醤油・酢をよく使うそうです)。
四川は内陸にあるにもかかわらず温暖で、肥沃な米作地であり、ジャイアントパンダの生息地としても知られています。
西にチベット自治区をもち、省内にはチベット人やイ族など多数の少数民族がいます。
5月12日の大地震はマグニチュード8.0で、世界最大規模の地震だと考えられています(関東大震災はM7.9、阪神大震災はM7.3)。
四川の大地震では死者行方不明者が8万人を超えると言われていますが、関東大震災や阪神大震災の死者・行方不明者はどれほどだと思います?
答えは、関東大震災10万5000人、阪神大震災6000人。大都市直下型地震の恐ろしさや近代化の進捗度の差を感じる数字です。
四川の経験を他山の石として、防災に心がけたいものです。