これから学ぶべきこと

 児童虐待に関わる痛ましい事件がふたつ、今朝の新聞に載っています。本当にかわいそうなことです。しかし目を背けることなく、しっかりと見ておきましょう。

 さて、わが子に関わらず、小さな命を衰弱に任せたり痛めつけて愉しむという感じが、どうにも理解できません。もちろん普通なら、理解できなければ理解できなくていい問題ですが、私たちは子どもに関わる仕事をしていますからそうも言っていられません。虐待する側の心理解できないということは問題に遭遇したとき、どこを切り口にどう攻めたらよいのかまったく分かっていないということですから。社会正義を振りかざして「虐待はいけません」と言っても、何も進みませんし、そうしたことはプロの仕事ではないからです。

 虐待に関して私たちには通報義務があるといってもそれは法律上の問題であって、疑いのある状態ですぐに児童相談所や警察に行くというわけには行きません。それで円満に解決するなら別ですが、子どもはそのまま学校に通い続け、保護者もそのままというのが考えられる一般的なあり方ですから、ウッカリ通報して保護者との関係を決定的に悪化させ、その後の指導や対応がまったくできなくなるようでは元も子もないからです。

 いま、教育現場には小学校英語発達障害に関する研修講座がかなり用意され、出席が求められています。しかし、一方で虐待に関する研修をしっかり積んでおかなければ、いざというときに打つ手に困るでしょう。いや、いざというときを迎えないためにも、いま何ができるか、次の段階ではどうすべきかといったことをたくさん学んでおかなければなりません。

 私はそれを来年度のテーマにしようと思っています。