「新年度が始まります」〜若い先生をよろしくお願いします。

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【振り回される初日】

 新年度の初日というとまず思い出すのは、あの延々と続く訳の分からない会議です。特に異動があって新しい学校に移った最初の一日と言うのは、緊張感もありますし、人も知らないので半分パニックのまま一日を終えることになります。

 学校職員の仕事というのはマルチタスクですから、一人で何役も背負っています。そのすべてに会議があって、
「先生! ◯◯委員会、始まります」
「先生、△△係の係会お願いします」
「PTA□□委員会の係会を行いま~す」
「教科会で~す」
「学年会第2回目です」
「入学式○○係、係会を行います」
「職場会です」
「昼食会です」
 そんなふうに一日中、引きずり回されているだけならまだしも、
「先生! ○○係、先生が主任ですよ! 場所と時間、指定してくださ~い」
とか言われて、
「ゲッ! そうだったの?」
ととぼけた返事をし、それからよく分からない学校の空き教室を探して「集まって下さ~い」と言うころには二重三重に兼任している先生が他の係会に取られてしまい、5人来るはずのところに二人しか来ない・・・。
 声をかけってくださった先生は口では「仕方ありませんね」とか言ってくださるのですが、目は、(ホラ、ぐずぐずしているから誰も来ない――)と非難の色がありあり・・・しているような気がしてくる。

 もっともこれは異動の話で、学校が変わったからといって制度ややり方に決定的な違いがるわけではないので何とか凌げるのですが、新採用の先生方はほんとうに大変でしょうね。何も分からないのですから。その間に自分のクラスの受け入れ準備もしなくてはいけないし。

【始業式・入学式はいつなの?】

 ところで突然、「いったい全国的には始業式や入学式はいつ行われるのだろか」と思いついて、ネットを手あたり次第調べたところやはり結構なばらつきがあって、始業式の一番早い地域は4月4日水曜日、なんと今日明日二日間で準備して、明後日にはもう子どもが来てしまうのです。目についたところで一番遅い始業式が4月11日(水)ですから一週間も差があるわけで、早い地域の先生方の気苦労、重労働が思い遣られます。
 もっとも昔は始業式や入学式をやってしまってから5日程度の休みがあるとか、最初の一週間は半日授業だとかいった地域もありますから、必ずしも4月4日始まりが地獄というわけでもないと思いますが、これから先ゴールデンウィークまで、何とか倒れることなく、頑張っていただきたいと思います。

【若い先生をよろしくお願いします。】

 さらに言えば先生方、新規採用の若い先生に気を配ってあげてください。同年齢で他の業界に進んだ人の多くは、一か月とか二か月とか、長いところでは1年間もの研修期間を経て初めて最前線に立つのです。ところが教員は(販売や製造の一部などもそうですが)、一週間もたたないうちに現場で独り立ちしなくてはなりません。

 もちろん初任者の研修というのもありますが、教員の場合、自分のクラスや授業を置いて出かけるわけですから、その研修自体が重荷であることは先生方のご存じのとおりです。普通の先生と同じことをやったうえで研修に出かけるのですが、実際には「普通の先生と同じ」程度の仕事をしていたら翌日の授業もできません。彼らは私たちの思っている以上に仕事をしています。疲弊しています。
 自分から訊ねてこいといった言い方もありますが、とりあえず何を訊いたらいいのか分からない私のような人間もいますから、こちらから声をかけてやることが必要です。

 何かほんとうに心配です。
 先生方、若い人をよろしくお願いします。