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「6年生を送る会」~5年生で初めての生徒会行事は、絶対に成功させなくてはならない

 すばらしい「6年生を送る会」が開かれました。一ヵ月後には最上級生となる5年生の、最初の大仕事が、無事行われたのです。本当に喜ばしいことです。

 決して失敗してはいけない仕事というものがあります。5年生にとっては「6年生を送る会」がそれにあたります。

 初めて自分たちで全校を動かす行事、一から十まですべて自分たちで取り仕切る行事、6年生に感謝の気持ちを伝えるという極めて目的のはっきりとした行事、どれをとっても取り組む価値のある一級の行事ということになります。

 昨日は、何人かの6年生が涙を流していた姿を見ただけでも、あれがどれほど優れたものだったのか自ずと知れます。いやそれ以前に、会場が出来上がった段階で、すでに5年生たちは、相当の満足感を持って眺めていたはずです。
 そして私たちにとっては、これこそほめる価値のあることなのです。

 本人の隠れた力を誉めるのも悪くありませんが、注意深くやらないと「おべっか」としか感じられない場合があります。しかし本人が達成感をもっているものを誉めても、だれもおべっかなどとは思わず、自分の成し遂げたものを正当に(あるいはそれ以上に)評価されたとしか感じません。

 さて、5年生には「あのすばらしい『6年生を送る会』を成し遂げた5年生」という特別の称号が与えられました。続く、卒業式の準備や新年度準備、入学式、一年生を迎える会や児童総会、そうした忙しい行事も、きっとこの称号に励まされてがんばってくれることでしょう。

 良いスタートの切れた最初の3ヶ月、一気呵成にがんばらせて、あっという間に立派な6年生に仕立て上げてしまいましょう。

 5年の先生方も、本当にすばらしい仕事をされました。