カイト・カフェ

毎朝、苦みのあるコーヒーを・・・

「崖っぷちを走る」~非常に危うい毎日だが、運には恵まれている

 ここ十日あまり、「ついているのか」「ついていないのか」よく分からない日が続いています。細かな一つひとつをみれば相当に運に恵まれているのですが、そもそもそんな場面に立たされていること自体がかなり不運なのかもしれません。

 しいて言えば、崖っぷちを全速力で走っているのに、よろけもせずぐらつきもせず、足を踏み外してもそこに足場が残っていたり、浮石を踏んでもかろうじて倒れずにすんだりと、稀有な幸運に次々と恵まれているのですが、そもそも振り返ると、そんなところを走らされること自体がとんでもなく不運、といった感じです。

 でも、だからといってがけから遥かに離れたところをのんびりと歩いていても、それはそれで楽しくもないのかもしれません。いや、そんな場所で、いつ崖っぷちに追いやられるのかと怯えているよりは、崖の上でを走っている方がまだマシなのかもしれません。

 好んで崖に近寄ってはいけません。しかし運命が崖っぷちに立たせるなら、自分の運を信じて、ひょいひょいと走って行きたいものです。

 私たちにはまだたっぷり、運が残っています。