先週から引いていた風邪が金曜日の夜から酷くなって、このご時勢、新型インフルエンザと疑われてはいけないと思って土曜日の朝、町のお医者さんに行ってきました。
思ったとおりインフルエンザではなかったのですが、診察を受けながら考えたことがあります。
それはこのお医者さん、何を楽しみに日々を生きているのかということです。
毎朝同じ時刻に診察室の椅子に座り、喉を見て聴診器を胸に当て、近頃このあたりで流行っている病気は、と頭に浮かべ、診断をして処方箋を書く。少し難しい病気なら大病院に回し、そんな生活を1年間260日も続け、だからといって町のお医者さんだから長期休業も取れない、そんな風に思ったのです。
もしかしたら私など知るべくもない何かがあるかもしれないのですが、勤務医のように二六時中緊張を強いられたり、昔の町医者のように夜中に呼び出されるとか緊急の現場に駆けつけたりといったことは、とてもありそうにないのです。
お医者さんですからものすごく頭が良かったり人一倍努力もされてきたはずですが、傍から見ると、何か生き生きとした職場にも見えません。
世の中には、土建屋さんや消防士のようにどこに生きがいがあるのか分かり易い職業もあれば、なかなかうかがい知れない職業もあります。
しかし間違いなくいえることは、私たちの教員という職業は確実に変化に富み、困難も多い代わりに達成感も成就感も高い、かなり面白い職業だということです。子どもはいつも何かをやらかしてくれます。
今週は本当に大変です。
しかし楽しんで行きましょう。