これは以前にも話したことですが、仕事には”旬“というものがあります。

 例えば昨年、この学校に初めて来てとても気になったことのひとつはプレイルームにある清掃ロッカーです。白いペンキが剥げてとても汚く見えたのです。そのときは「これは絶対に塗り替えてやるぞ」と思ったのですが、忙しさに取り紛れて今日まで過ごすうちに、そのときの情熱を失ってしまいました。

 職員室の流しの上の煤けた壁、校内各所に無造作に立てかけられている「さすまた」、毎回どれがどれなのか分からなくなって困っている鍵版。みんなみんな一年前はとても苦になったものです。しかし未だに手をつけず、その情熱も本当に薄れています。

 今回本校に来られた先生方に期待することのひとつは、そういうことです。新鮮な目のあるうちにしかできない仕事、それが"旬な仕事”であって、四月の新鮮な情熱のあるうちに片付けていって欲しいのです。

 一方「古い人たち」(ハイ、もちろん私もそうですが)、その人たちはそれなりに、新年度の清々しい気分の中で、見つけたことのひとつひとつを解決していきたいものです。

 私は何とか4月を乗り切って、早く清掃ロッカーと鍵版に手をつけたいと思います。資料室にも手を出したいし、放送室のスタジオにも手を入れたいと思います。

 がんばりましょう。