絶対に引きこもらせない


 青森県で18歳の少年が弟と妹それに母親を殺して火を放ち、逮捕されたというニュースがありました。

 一家を知る近所の人は「長男は以前は引きこもりで、家庭内で暴力をふるい、次男にナイフを突きつけたこともあった」と言う。毎日新聞

 真相はこれから解明されるでしょうが、引きこもりと家族殺しということも、そろそろテーマになるかも知れません。

 わが国で起きている殺人・殺人未遂事件のうち、被害者が親族となった事件の占める割合は昨年ついに47.8%にもなったそうです。

 私は以前、家庭内暴力の子について、親を殴りながら叫ぶこんな言葉を読んだことがあります。

「結局、お前たちはオレのことを愛していなかったんだ。愛していればあの時、首に縄をつけても学校に引きずって行ったはずだ。それをしなかったばかりにオレはどこにもどこにも出られず、一生、飼い殺しのままだ。同級生は就職して結婚し、子どもまでいるヤツがいるというのに、オレは何もできない、結局、お前たちのせいで、オレはこんなふうになってしまった」

 親からすれば「今さらそれはないだろう」と叫びたくなるような言葉ですが、子どもの気持ちも理解できないわけではありません。

 今でも「ゆっくりとエネルギーの溜まるのを待ちましょう」などと言う心の専門家は数多くいます。しかし5年も6年も社会と縁のないところで溜まったエネルギーなど、どう始末をつけたら良いのでしょう。

 教師としての最悪は児童生徒の自殺です。それに比べたら非行だの学力不振など屁でもありません。

 次に悪いのが引きこもりです。それは「魂の死」だからです。

 絶対に子どもを引きこもりにしない、私はそのためならたいていのことは犠牲にできると思っています。