カイト・カフェ

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「さて、そろそろ年賀状の準備をしなくちゃ」~私はこんな賀状をつくってきた

 12月も中旬に差しかかって、そろそろ年賀状を用意をしなくてはいけない。
 昔はこれも楽しみだった。
 しかしコロナ禍も3年。なかなか人に話せるような楽しいこともない。
 今年はどうしようか。
 という話。(写真:フォトAC)

【そろそろ年賀状の準備をしなくちゃ】 

 12月もそろそろ中旬。大昔に比べると年末ぎりぎりの年賀状も意外と元旦に届くようにり、あまり慌てることもないのですが、何しろ冬の農閑期、多少の時間はあるのでそろそろ手をつけようかと思っています。
 そうは言っても一種類だけ作るのではなく、一年間の家族の様子を知らせる「親戚・家族・お世話になった人向け」、少しくだけた私自身の「友人・元同僚向け」と二種類作り、さらに面倒くさがり屋の妻の「友人・元同僚向け」も作らなくてはならないので、なかなか大変です。
 
 どんな賀状を作っていたかというと、当たり障りのないところを探して、2004年版の「家族の様子」はこうでした。

 現在では子どもたちの様子は簡単に1~2行で紹介するだけです。

【友人・元同僚向け】

「友人・元同僚向け」には自分の一年間をびっしり記入しました。例えば2002年版。

 こうしてまとめておくと“その年をたった一瞬で見返すことができる”という意味でとても便利です。
 妻の「友人・元同僚向け」もほぼ同じ形式です。

 受け取り側の反応はというと、丁寧に読んで喜んでくれる方もいましたが、そうでない人もいます。
「あんなもの、字が小さすぎてまったく読めねェ」
という人には、
「本気で読んでいるんかい? ありゃ模様だ、読む必要なんかまったくない」
ということにしていました。

 差し出した友人には不興でも奥様が楽しみにしてくれるという家もあるので、それも励みです。ただしこの3年間、コロナ禍のために個人の活動という意味では全く幅が狭くなり、ついに今年の年賀状(昨年末に投函)は書くことがなくなって、年賀状も次のようなものになってしまいました。

 おそらく来年の年賀状(今月投函)も似たような虚しいものとなるでしょう。

【児童生徒向け】

 学級担任をしていたころは児童生徒からもらうことがあり、その場合の返信はがきは別につくりました。ちょうど12年前、干支で一回り前のものがありましたので載せておきます。

 子ども用は干支のイラストとウンチク話と決めていくと、毎年まよわず作成できて便利でした。もちろん小学生には理解できない部分も多いはずですが、親が助けてくれるでしょう。親が手伝わなければただの模様ですが、それもかまいません。
 その教え子たちもみんな大人になってしまい、「友人・元同僚」と同じ列に並んだのでウンチク賀状はつくらなくなりました。そうなってずいぶんになります。寂しいですね。