カイト・カフェ

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「6月になりました」~水無月のウンチク

 6月になりました。

 日本では、旧暦6月を水無月(みなづき)と呼びますが、時期とすると現在のおよそ7月中旬から始まる一ヶ月ということになります(今年2010年の場合は7月12日)。梅雨が明けて最も暑くなる時期ですので、文字通り「梅雨が明けて水が涸れてなくなる月」と解釈されることが多いのですが、逆に「田植が終わって田んぼに水を張る必要のある月(『水張月《みづはりづき》)』『水月《みなづき》』」であるとする説もあります。新暦となってからも6月を水無月と呼ぶことがありますが、何となくイメージに合いませんね。

 英語のJuneはローマ神話ユピテルギリシャ神話ではジュピター)の妻ユノ(同じくジュノー)から取られたといわれます。ユノが結婚生活の守護神であることから、6月に結婚式を挙げる花嫁を「ジューン・ブライド」(June bride、6月の花嫁)と呼び、この月に結婚をすると幸せになれるといわれています。ヨーロッパでは気候の良くなるシーズンでまさに結婚式日和が続くのですが、日本の場合は梅雨の真っ最中、閑古鳥の鳴くブライダル業界は盛んに煽り立てますが、この季節に挙式を持ってくるカップルは少ないそうです。

 8月と並んで国民の祝日がない月です。子どもにとって土日以外で休みのないのはこの月だけですので「のび太の嫌いな6月」などという言葉もあります。

 6月の年中行事としては、衣替え(1日)、夏至(今年は6月21日)、沖縄慰霊の日(23日)が代表的なもの。また6月の第三日曜日は父の日です。

 そう言えば小学校1年生に「明日は衣替えです」と言ったら「子ども換え!?」と驚かれたことがあります。

 6月の誕生石はムーンストーン、真珠、アレキサンドライト。
 星座では双子座(6月21日頃まで)、蟹座(6月22日頃から) 。
 誕生花はバラ、グラジオラスです。

 ムーンストーンもアレキサンドライトも何のことか分かりませんけど。