カイト・カフェ

毎朝、苦みのあるコーヒーを・・・

「9・11」~世紀が変り、世界が一気に変わった日

 年号や世紀が変わると一切が変わってしまうことがあります。たとえば、明治44年に不平等条約が完全に改正されると、翌年、「欧米に追いつけ、日本を先進国並みに(富国強兵・殖産興業)」というスローガンが達成されるのを待っていたかのように明治天皇が亡くなり、明治時代が終わります。大正天皇の死とともに「大正デモクラシー」の自由で気ままな雰囲気は終わり、昭和の終わりは、激しい欧米との戦いの敗戦と勝利(軍事の敗北、経済の勝利)の終焉でもありました。平成不況は平成にならないと始まらなかったのです。

 今日、9月11日は9・11アメリ同時多発テロの起こった日です。21世紀の最初の年(2001年)ニューヨークの貿易センタービル攻撃とともに、アメリカ一人勝ちの時代が終わり、世界は泥沼の「テロとの戦い」にはまり込んでいきます。日本の存在も非常に微妙になってしまいました。

 子どもたちに話すような内容ではありませんが、その21世紀を生きる子どもたちにどんな力をつけて上げなければならないのか、改めて考えるにはいい日なのかもしれません。