カイト・カフェ

毎朝、苦みのあるコーヒーを・・・

「梅雨」~なんで今ごろウメなんだ? 五月雨って何なんだ?

 入梅だそうです。
 梅の花は2〜3月なのになぜ「梅雨」と書くのか、不思議だったのですが、語源的には梅の実に熟す時期だからとか、カビの多いシーズンなので「黴雨(ばいう)」と呼ばれ、これが同じ音の「梅雨」に転じたと言う説、また、“毎”日のように雨が降るので「梅」と言う字が当てられたのだと、さまざまな説があるようです(ただし普段の“倍”雨が降るので「梅雨」というのはこじつけのようです)。

 旧暦で五月にあたることから「五月雨さみだれ)」と呼ばれ、芭蕉の 「五月雨を 集めて速し 最上川」 のような名句もあります。
 また、いつまでも雨の降ることから「五月雨式」といえばいつまでもダラダラと長く続くこと、この時期の夜の暗さを「五月闇」と言います。
 「五月晴れ」は、今は新暦五月の抜けるような空のことを言いますが、もともとは梅雨の合間の、何となくほっとする晴れのことを言ったようです。ちなみに、気象庁はこれを「梅雨の合間の晴れ」と言います。何とも素っ気のない表現ですね。