カイト・カフェ

毎朝、苦みのあるコーヒーを・・・

「よりよき二学期のスタートを」

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 暑かった夏もようやく峠を越え・・・。

 夏休み明けの初日のブログ記事をそんなふうに始めようと思っていたのですが、どうもそれほどは暑くなく、東京ではもう何日も雨の日が続いているみたいです。
 そう言えば今年はハンパない集中豪雨や突風が各地で起こり、夏休み中だけでも8月7日に豊橋で突風が吹いたり、つい数日前も岐阜県の中央道で車が崖崩れに呑み込まれたり、土砂降りで多摩川の花火大会が中止になったり、都内に今年二回目のヒョウが降ったりと大変なことになっています。
 被害に遭われた皆様には、心よりお見舞いを申し上げます。

 さてそんな中、学校では2学期に向けての活動がそろそろ始まろうとしています。先生たちの後期研修会が始まったり職員会・学年会等が行われたり、授業準備が行われ、行事の検討や下見が始まり、あるいは早いところでは子どもの夏休み自体も終わって2学期の始業式というところもあったりします。

 教育行政は地方によって大きな差がありますから2学期への取り組みの様子も異なりますし、設備的には校舎内全教室冷房完備の学校もあれば職員室にすら冷房のない学校というのもあります。子どもたちはもちろんですが先生たちもお体に気をつけ、よりよい2学期のスタートを切っていただきたいと思います。

 ところで夏休み中、日本国内では蓮舫さんが民進党の代表を辞し、稲田さんが防衛大臣を辞職したかと思ったら内閣改造で全体の顔ぶれが大きく変わり、今月に入ると若狭衆議院議員が「日本ファーストの会」とかいうトランプ大統領の向こうを張るような政治団体を立ち上げ、国会の閉会中審査が終わると何となく禊(みそぎ)が終わった感じで安倍内閣の支持率が回復したりと、さまざまに動きがありました。

 けれどなんといってもこの夏は国際情勢が慌ただしく、北朝鮮アメリカが戦争直前といった雰囲気にまで煮詰まったかと思うと人種差別問題でトランプ政権が孤立を深め、“あの”バノン米大統領首席戦略官がホワイトハウスを去ったかと思うとバルセロナでは大規模テロと、とんでもないことが度重なっています。

 そのたびに私は心動かされニュース番組や新聞記事に釘づけになったりしていました。どう考えても私の生きてきた人生の中で、もっとも心配な時期に差し掛かっているとしか思えません。それが私の子ども――娘や息子や婿や孫、かつての教え子やその教え子の子たちの生きる世界なのです。
 そうした面にも気や心を向け、注目し、考えて行きたいと思います。