カイト・カフェ

毎朝、苦みのあるコーヒーを・・・

「衝動買い列伝」~私がヤッチマッタこと

 洋服なんてほとんど買わないし、ウインドウショッピングもしないので衝動買いというものがありません。基本的には・・・。
 ところが先日、故あってスチロールカッターが必要になり、ホームセンターに行ったらオモチャみたいなものが1個1300円もして相当イライラしました。
 ネットショッピングならもっといいものがあるに違いないと調べたら確かにある、しかも卓上式で安定感があり、切断面も垂直に保たれるすばらしいもの、というわけですぐにボタンをポンポン押して二日後には手に入れることができました。その使い勝手のよいこと! 瞬く間に仕事を終えてカッターを箱に戻し、それからはたと考え込んでしまいました。

  1.  オモチャみたいな1300円のカッターと本格的な1万250円のカッター。安かったのはどちらだろう。
  2. この卓上カッター、次に使うのは何年後なのだろう。そもそも次回はあるのか。
  3. さほど大きなものとは言えなくても収納がゼロスペースというわけではない。その空間の損失はどれほどのものと見積もればよいのか。

f:id:kite-cafe:20210521115645j:plain

 他のものではないのに、私はしばしば道具の衝動買いというものをしてしまいます。もちろん衝動的に買ってそれで良かった場合もあるのですが、ダメだったもの、さほどでなかったものも少なくありません。その代表的なものを紹介します。

(1)大型裁断機(刃の研磨に1万円ほど)

 勤務していた学校で廃棄するというのでもらってきた紙をまとめて切る道具。刃がボロボロなので1万円近くかけて研磨し、家に置いたけれど結局使う機会がなかった。あとから考えるとどういう場面を想定して手に入れようとしたのか・・・。結局引っ越しの際に再廃棄するのですが、とんでもなくしっかりしたもので、分解するのが本当に大変だった。

(2)電動糸鋸(安売りで7千円ほど)

 安売りだったので衝動買い。家族でジグソーパズルを5個くらい作ってからお蔵入り。

(3)スチーム式クリーナー(4千円ほど)

 テレビショッピングで汚れた場所が鮮やかにきれいになっていくのを見、高温のスチームで洗浄というのが非常に科学的な気もし、しかしどこか心の底に不信感があった。それでも我慢できず、「騙されてもいい」という気持ちで買ったらやはり騙された。そんなにきれいにならない。しかもあっという間に壊れた。

(4)電動式ガーデンシュレッダ(小枝粉砕機 2万円ほど)

 これも「騙されたつもり」で買って騙された一品。乾いた木はだめ、直径3cm以上の太い枝はだめ、細すぎても刃に噛んでしまってだめ、樹皮が固いものも噛むのでだめと、とにかく枝を選ぶ。引っかかるたびにカバーを開いて直すのでさっぱり仕事が進まない。

(5)高圧洗浄機(2万2千円ほど)

 冬の洗車用に買った。もちろん使える機械。しかし洗車場ではお湯が出るのに我が家ではお湯が出せない、ということに気づくのが遅れた。したがって洗車が冷たくてかなわない。結局洗車回数が著しく減ってお蔵入り。

 他にも「ネガ・フィルムから電子画像を取り出すスキャナー」「プリンタ用ロール紙カッター」「キュウリを螺旋状に切るカッター」なんていうものまであります。ほんとうに何を思って買ったのやら・・・もったいないことです。

 電動糸鋸や卓上スチロールカッターなどは学校でも使えそうなので、必要な方はご用命ください。家から持ってきます。