「デモ隊だけが中国人じゃない」~反日デモに乗らない人々

 尖閣列島の問題が極限まで行ってしまい、心落ち着かない日々が続いています。何しろ中国は人口が13億5千万人もいますから、1%動いても1350万人の大運動なのです。しかしそのことは裏を返せば1%のマイノリティでも1350万人の味方がいるということです。
 中国の全員が現状を良いものと見ているわけではありません。メディアも反日以外のニュースを取り上げてくれるといいのですが・・・。

 ということで、昨日拾った二つのニュースについてメモをして置きます。
 ひとつは日本に留学中の中国人学生のブログです。中国が大変なことになっているので息子が日本でいじめられているのではないかと心配してかけてきた父親の電話に答えたあと・・・、
 実は昨日、アルバイトで中国語教室のチラシ配りをした。仲間7人で1500枚を配ったが、その間、何の「ひどい目」にも遭わなかった。それどころか、年配の女性が「他の人にも配るから」と多めにもらってくれたことも。この時期、もしも反対に日本人が北京の王府井で日本語教室のチラシを配ったらどんなことになるか、容易に想像が付くだろう。
 今朝はオートバイの教習所に出掛けた。(中略)実は当初、嫌がらせをされるのではないかと身構えていたが、そんな心配は無用どころか私が日本語で苦労していると、実際に目の前でやって見せてくれた。なんて親切なんだ!
 もっと驚いたのは昼休み、テレビのニュースで中国国内の反日デモの様子や「尖閣諸島周辺の日本領海に侵入した」という中国の海洋監視船について、事細かに報じていたにもかかわらず、誰1人として大きな反応を示さなかったこと。これが中国だったら、大変な騒ぎになっているだろう。

 もうひとつは中国のtwitterです。
 反日デモ隊が集まった花園酒店に、しばらくして「理性愛国、反対暴力」というプラカードを持った学生が集まった。彼らはデモの終息後、花園酒店の周りのゴミを拾い集めた。「中国の将来にも希望はある」

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 日本にも様々な人がいるように、中国だって様々なのです。報道が一色に染まる時は、敢えてこうした記事もカウンターに当てなければならないのでしょうね。

 その他、
 デモ隊だけが中国人じゃない 報道されない一方の中国人たち