カイト・カフェ

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「明日は勤労感謝の日」~意味を子どもに伝えよう

 あわただしく日を送っている中にひょこんと祭日が入っていたりすると、私たちも嬉しくてついついそのまま子どもを送り出してしまいますが、よく考えてみたら祭日の意味も教えずに休ませるのはもったいないですね。
 せっかくの休日、何かひとつくらいは考えさせたいものです。

 勤労感謝の日祝日法(「国民の祝日に関する法律」)に
「勤労をたつとび、生産を祝い、国民たがいに感謝しあう」
とあります。

 元は新嘗祭(にいなめさい・しんじょうさい)という宮中行事の日で、天皇が五穀の豊穣を神に感謝する日でした。宮中のもっとも重要な祭祀の日ですから、明治時代から休日だったのです。それが第二次世界大戦後のGHQ占領政策によって天皇行事・国事行為から切り離され、「勤労感謝の日」として新たに置かれたのです。

「勤労をたつとび、生産を祝い、国民たがいに感謝しあう」といっても少しピンときませんが、子どもたちには、働いて生活を支えてくれる親たちに感謝する日として話してやってもいいでしょう。

 いずれにしろ「休みだ、ワーイ、遊びに行こう」で終わらせないようにはしたいですね。