ソーシャル・ストーリーというのは、場面の認識がうまくできない子、どのように行動したら良いのか分からない子どもに、正しいやり方を絵や文章を用いてシナリオとして教える方法です。友だちと遊ぶ時や学校に行く前、旅行に出かけるなど特別な活動を行う前などに行っておくと、どう行動すべきかおおよその目当てがついて、困ることが少なくなる、そういうことを目指すものです。
例えば、「ソーシャル・ストーリー・ブック―書き方と文例」(キャロル グレイ著, 服巻 智子 訳, 大阪自閉症研究会 2005/05)の目次を見るとこんな項目が並んでいます。
- 朝にすること
- どうすれば学校へ安全に行くことができるの?
- 先生の話をきく
- じゅぎょう中に自分が話す番をまつこと
- 先生がお話ししているとき、どうすればいいの?
- じゅぎょう中におちついているためには
- すみませんが、もう1回いってくれますか?
- 休み時間のすごし方
子どもに「行動を教える」ということがどういうことなのか、この本を読むとよく分かります。
ソーシャル・ストーリーの書き方には一定の約束事があるようですが、私にはよく分かりません。
桜田先生が良い本を持っていますから、見せてもらうと良いでしょう。