テカムセの呪い

 今日4月14日はタイタニック号沈没の日(1912年)であるとともに、リンカーン暗殺の日でもあるそうです。

 そのリンカーンは1860年の選挙で選ばれましたが、アメリカ大統領選挙は4年ごとですから、20年に一度は1の位が0になる年に行われます。そして、その年の選挙で当選した大統領は任期を全うしないと言われていました。

 1860年のリンカーン(暗殺)、1880年のガーフィールド(暗殺)、1900年のマッキンリー(暗殺)、1920年のハーディング(病死)、1940年のフランクリン・ルーズベルト(病死)、1960年のケネディ。ですから1980年のレーガンが銃撃されたとき(1981年)、これは絶対死ぬと確信したのですが、予想に反して生き残り、アメリカでもっとも人気のある大統領のひとりとなりました。もちろん2000年当選のブッシュ(息子)も、任期を全うしました。

 私はこうした因縁めいた話が好きなので、ついついその気になってしまうのですが、ある日ふと思いついて、リンカーン以前はどうだったのか、改めて調べてみることにしました。

 リンカーン以前の「1の位が0」の年の大統領は、3人だけです。1840年はウィリアム・ハリソン。この人は在職中に肺炎で亡くなっています。ところがその前のジェームス・モンローは任期満了、退任後6年目に亡くなっていますし、1820年選出のトーマス・ジェファーソンは退任後17年も生きて、幸せな天寿を全うしています。

何のことはない、うかうかと乗せられていただけのようなのです。

 ところが、伝説というのはうまくできているもので、この20年ごとの不幸は、ハリソンが殺したインディアンの酋長テカムセの呪いだから、ハリソン以降に適用されるのだ、という話もあるのです。これを「テカムセの呪い」と言います。

 ロナルド・レーガンは俳優でしたから、死んだふりによってこの呪いを解いたのかもしれません。