このごろ巷(ちまた)に流行るもの

 この一ヶ月あまり、ネットの世界では「雨ニモアテズ」という宮沢賢治のパロディが流行しています。
 7月12日付の産経新聞で紹介されたのだそうですが、作者は不詳。どこかの校長先生だという話です。

 雨にもあてず 風にもあてず
 雪にも 夏の暑さにもあてず

 ぶよぶよの体に たくさん着込み
 意欲もなく 体力もなく
 いつもブツブツ 不満を言っている
 毎日 塾に追われ、テレビに 吸い付いて遊ばず
 朝からあくびをし、集会があれば 貧血をおこし
 あらゆることを 自分のためだけ考えてかえりみず 
 立派な家の 自分の部屋に閉じこもっていて

  東に病人あれば 医者が悪いといい
 西に疲れた母あれば 養老院に行けと言い
 南に死にそうな人あれば 寿命だと言い
 北に喧嘩や訴訟があれば 眺めて関わらず
 日照りのときは 冷房をつけ
 みんなに勉強勉強と言われ

 しかられもせず 怖いものも知らず
 こんな現代っ子に誰がした

 世間は意外と分かっているのです。