私のブログで突然のアクセス急増。
しかし何かの異常だろう。
もはや時代はブログではなく、FacebookでもXでもなく、
新たな時代に入りつつあるのだ。
という話。(写真:フォトAC)
【正月早々、ブログに異常が――】
ネット社会の片隅というより「ネット社会の辺境のさらに片隅」みたいなところにあるこのブログですが、ときどき異常なことが起きます。アクセス数がとつぜん跳ね上がるのです。
跳ね上がると言っても “バズる”には程遠く、日ごろは100~120程度のアクセス数が500を越えるといった程度のことですが、それが今月4日に起こりました。
1日のアクセス数669だそうです。4日の記事は能登地震に関する何の変哲もない文章で、時期が時期だけに地震について書かれた他のブログやニュース記事に埋もれて、むしろアクセス数が減って不思議のない状況だったのです。それが数倍増となる――何があったのでしょう?
こんな時に考えられる可能性のひとつは「何かの間違い」です。実際、「HATENAブログ」のアクセス解析ではアクセス数669ですが、Googleアナリティクスではいつもと何ら変わらぬ低レベル――まあ、そんなものでしょう。毎日それなりに一生懸命書いているのですが、読んでくれる人はなかなか増えません。
娘のシーナに言わせれば、
「一生懸命書くからいけないのよ。毎日原稿用紙5枚分から10枚分なんて、真面目に読む人、いるはずがないじゃない」
ということです。
確かにその通りです。しかし2時間もかけて書いた文章に100程度のアクセスしかない私に対して、「X」では初心者(始めて3カ月、みたいな人)の記事に「3万表示」とかがついていたりすると、嫉妬も湧かず、何だか呆けた感じでやり過ごすしかなくなります。
もちろんブログは私が好きでやっていることですから書くことに意味があり、読まれなくてもしかたないのですが、「せっかくなのだからもう少し」という気持ちもないわけではありません。しかしおそらくブログという形式自体が時代遅れなのでしょう。
【SNSの出エジプト】
さて、今しがた話題にした「X」が危機なのだそうです。以前から衰退が指摘されていた「Facebook」にはすでに脱出の流れができていて、同じく時代遅れの指摘があった「Twitter」も「X」に名前が変わったとたんに急速なエクソダスが始まり、いまやSNSの主流は「Youtube」「インスタ」「TikTok」に移っていると言うのです。
そう思って見ると確かに私の知り合いも、70歳を過ぎた世代にはSNS利用者はかなり少ないものの、それ以下には「Facebook」や「X」の利用者がかなりいて、しかし40歳未満まで下るとかなりの数が更新を停止して、情報発信を辞めてしまったか「Youtube」や「インスタ」に移行している様子が窺えます。
もはや「Facebook」や「X」は年寄りの道具となりつつあるのかもしれません。ましてやブログをや、です。
時代の流れがそうなのだから、だったら私もまた発信の主軸を「インスタ」などに移せばいいようなものですが、そこには越えられない壁があるのです。
(この稿、続く)