ご苦労様でした

 2学期が終わります。

 長くてウンザリしたという記憶もないですが、今日の雪景色を見ながら夏休み明けのうだるような暑さを思い出すと、ほんとうに長い学期だったと改めて感じます。

 運動会も文化祭も、ずっと昔のことのようです。学校は常に新たな意欲を喚起しないと止まってしまう自転車操業みたいなところがあって、どこかで何かしらが動いていますから、倦んでいる暇がないのですね。気がつけばもう終業式です。

 世間では民主党代表選挙で菅直人氏が再選されたとたんに尖閣列島問題が発生し、そうかと思っていたら北朝鮮が韓国を攻撃し、ウィキリークスが次々と暴露を始め、チリの鉱山から続々人が助けられ、白鵬は連勝を止められ、日本女子バレーは連敗を止め、市川海老蔵さんは結婚したかと思ったらいきなり殴られと、毎日ニュースから目の離せない日々が続きました。しかし学校の中はいたって平穏無事、特に心配したり不安になったりすることなく過ごすことができました。

 私はよく、「『学校で別段何の問題もなく、子どもたちは普通に勉強している』という状態が、先生たちのどれほどの努力と連携によって行われているか、それを知ってほしい」といった言い方をします。それぞれ家に帰ればわがままを言ったり聞き分けがなかったりする子どもたちが何十人も集まりながら、きちんとやっている、その状況のすごさが世の中の人にはわからないのかもしれません。

 子どもは「学校」という器の中に入れると、自然とおとなしくなるものだと思い込んでいるのかもしれません。

 この長い2学期を大過なく過ごせた背景には、先生たちの目に見えない努力と互いを支える力が常にあったこと、私たち自身が忘れないようにしなければならないと思います。

 さて、来年の干支は卯(ウサギ)。

 東京の兜町には「辰巳天井、午尻下がり、未辛抱、申酉騒ぐ、戌笑い、亥固まる、子は繁栄、丑つまずき、寅千里を走り、卯跳ねる」という格言があるそうです。江戸時代の米相場から言われていることらしいのですが、卯年は常に株価が跳ね上がる年だというのです。

 おまけにアメリカにも「中間選挙の翌年は株価が上がる」というジンクスがあるそうで、来年はほんとうに明るい年になるかもしれません。

 いよいよ寅年の終わり。酔って大トラになるのもこれでおしまいにしたいところです。

 では、よいお年を!