カイト・カフェ

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「リンゴ」~なぜ欧米人はこだわるのか

 いろいろ調べてみたものの結局分からず、いつか答えに出会うに違いないと思って放りっぱなしにしているテーマがいくつかあります。そのひとつが「リンゴ」です。どなたかご存知の方がおられたら、教えてください。

問題は、
欧米では、なぜリンゴに特別な地位が与えられているのか?
と、いうことです。

 たとえば、 旧約聖書に登場するアダムとイヴが、蛇にそそのかされて食べた果実がリンゴということになっています。そこで、のどぼとけは英語でAdams Apple(アダムのリンゴ)と言います。
 ギリシア神話には、「最も美しい女神に与えられる」と言われた黄金のリンゴを巡って3女神が争い、遂にトロイア戦争に至るエピソードがあります(パリスの審判)。また、ヘラクレスの12の冒険の中にも黄金のリンゴをとってくる話があるそうです。
 白雪姫が食べたのも毒リンゴで、毒オレンジや毒メロンではありません。ウィリアム・テルが息子の頭の上に乗せたのもブドウやスイカではありませんでした。

 ニュートンはリンゴの実の落ちるのを見て万有引力を発見したと言われていますし、ビタミンA・Dの発見もリンゴとの関わりがあります(アメリカのマッカラムは、1歳のときに壊血病で死にかかったことがある。りんごの皮を与えたところ大変気に入って食べたので、母親は子供が食べたがるのは体がそれを欲しているからだと考え、毎日食べさせたところ、彼の病気は快癒した。その事実を元に、成人したマッカラムはビタミンAとDを発見した)。

 ビートルズが1969年に設立したレコード会社は「アップル」と言いますし、ビートルズのドラマー自体がすでに「リンゴ」・スターです(これは関係ないかも?)。

 コンピュータ業界で唯一マイクロ・ソフトに対抗しているのはアップル社。そのコンピューターのマッキントッシュは日本名「旭」というリンゴの品種名です。

 どう考えても欧米人のとって、リンゴは特別な果実のようです。それはなぜでしょう?
 どなたか、ご存知でしたら教えてください。