カイト・カフェ

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「アパートを出る」~原状回復にもほどがある

 昨日はアパートの障子を張り替えました。
 8枚目を張り替えたころにはかなり腕を上げ、相当にいい仕上がりになったのですが、障子は8枚しかありませんのでそれでおしまいです。熟練が生かされず残念です。

 教員住宅を明け渡すときは、障子・襖・畳をすべて新しいものにして出るのが決まりだそうです。自分の家ですら畳は10年に1回、襖にいたっては破れない限り何十年でも替えないものを、古びた教員住宅が3〜4年ごとに更新していくというのもなんだか納得がいきません。
 ただし我が市は10年ほど前、次の人を入れないまま取り壊すことの決まっている住宅の畳や襖をすべて取り替えさせた(その上で壊した)という伝説を持つところですから、本当は毎年替えたいのかもしれません。(地域の経師屋さんや畳屋さんを守る保護政策なのでしょうか?)

 私のアパートの部屋は前の先生が13万円もかけてすべて換えていったので、入居したときは真っ青い畳に井草の匂いがプンプンと香っていました。その先生によると、畳にカビが生えたので替えざるを得なかったということでしたので、私は入居と同時に畳の下に防黴シートを敷き詰め、さらに1万円以上かけて井草カーペットを購入し上からかぶせておきました。その井草カーペットは見事に白っぽくなってしまいましたが、昨日、はがしてみたら下の畳は見事な緑色でした。

 襖は、もとよりそう汚れるものではありません。障子は張り替えたので真っ白、畳は緑です。さて、それでも私はすべてを取り替えるべきでしょうか?

 今日は小一時間もかけて「井草の匂いの芳香スプレー」というものをネット検索していましたが、「そういうものがあったらいいね」という話はあっても、スプレー自体は出てきませんでした。

 ああ!