カイト・カフェ

毎朝、苦みのあるコーヒーを・・・

「”日本の教育は死んだ”と言う人たちに」~離任式を見に来ればいいんだ!

 中学生の息子の卒業式に行かせていただきました。
 中学生でも離任式には泣きます。

 中でも一番泣いていたのはサッカー部の男子たちでした。わずか2年での顧問の異動ですので、全く予想していなかったのですね(私も予想していませんでした)。
 ステージを降りて「蛍の光」に送られながら生徒たちの間をゆっくりと抜けていくとき、部長のN君が「サッカー部!気をつけ!」と号令をかけ、「ありがとうございました!」と叫ぶと、全校の各所に散らばっているサッカー部員から一斉に「ありがとうございました」の涙声が響きました。

 表現のしかたについて、誰かが先鞭をつけてくれば、あとはある意味、楽なものです。
 続いて卓球部から「卓球部、気をつけ!」の声がかかり、「女子バレー部、気をつけ!」もかかりました。歩いていく先の学級担任のクラスでもそれを真似て「2年2組! 気をつけ!」とやれば良かったものを、いきなり学級長が「〇〇先生! ありがとうございました!」などと叫ぶので、勝手が違ったクラスの子たちは声を出すタイミングが分からなくなり、さらにビービー泣くしかなくなってしまいました。

 これが、政府から死んだ(だから再生会議が必要だ)とお墨付きをいただいた、学校教育の姿なのでしょうか。

 政府や再生会議の人たちは、こういうものを見に来ればいいのです。