カイト・カフェ

毎朝、苦みのあるコーヒーを・・・

2020-03-01から1ヶ月間の記事一覧

「『日本の検査能力=1日300件』はどういう意味だったのか」~今さら聞けない新型コロナ⑤

どこの国だって国民全員のPCR検査なんかできっこない。 感染者の濃厚接触者、高リスク群から順にやっていくしかないのだ。 日本の場合はこれまで検査対象者が少なすぎた。 だから検査数も感染者数も少なかったのだが、これからは急激に増えていく。 検査…

「日本は必要なPCR検査もしなかったのか」~今さら聞けない新型コロナ④

新型コロナウイルス発祥の中国の隣で、 しかも最も早い時期に最初の感染者を出した日本は、 それにもかかわらず感染者も死亡者も少ない。 だが世界はそれを評価せず、疑いの目で見ている。 いったい、どうすればよかったのか。 というお話。 (「研究」フォ…

「日本の新型コロナ対策の、奇妙な『結果オーライ』感」~今さら聞けない新型コロナ③

クルーズ船対応もPCR検査抑制も全国一斉の休校も、 後手後手だとか唐突だとか、あれこれ批判されたが、 今となれば「結果オーライ」 どんなに批判されても平気で押し通す政策の陰に、 もしかしたら頑固で信念に燃えた強い意志があるのかもしれない。というお…

「マスクがウイルス感染に有効だという状況証拠がある」~今さら聞けない新型コロナ②

マスク不要・必要論争は結局、 「ウイルス感染を防ぐ効果はないが、したい人はすればいい」 といったところに落ち着いたようだ。 しかし全国の医療関係者はマスクの不足を嘆き、 文科省も学校再開に際して「マスク着用」に触れている。 これはいったいどうい…

「新型コロナの死亡率って、ホントはどうなのよ」~今さら聞けない新型コロナ①

たぶん平均よりは遥かにたくさんのニュースに触れているけど、 新型コロナウイルス、まったく分からない。 当初、死亡率0.1~0.2%と言われたのにいつの間にか1%~2%。 ところが実際にはイタリア9.26%、スペイン6.00%、中国4.03%、 日本…

「2019年度終了」~皆さまご苦労様でした

ボケが始まっているのか、 今年度の卒業式・修了式がすでに終わっていることを忘れていた。 そこで慌てて2019年度を振り返り、 新年度に備えたいと思う。 というお話。 (「夜桜」 フォトACより) 【2019年の最後を忘れる】 定年退職この方、晴耕雨…

「マスカレード・ホテル、そして日本の心地よい仏頂面」~九州旅行に行ってきた⑤(最終)

洋風ホテル・チェーンの良いところは、 世界中のどこへ行っても同質のサービスが受けられることだ。 しかし日本のホテル・旅館、その他の宿泊施設は違う。 いったい何が違っているのか――。 6日間の旅を終わって、それが分かったような気がした。 というお話…

「ゲストハウスとホステル」~九州旅行に行ってきた④ 

ゲストハウスもホステルも初めて耳にする宿泊施設ではない。 ゲストハウスは20年以上前からあるものだし、 ユースホステルに至っては私が子どものころからあった。 しかしおそらくそれとは違う。 そんなところから興味津々、出かけた――が、 というお話。 …

「圧巻! 昭和! 杖立温泉葉隠館!」~九州旅行に行ってきた③

3日目は阿蘇の杖立温泉。 山間の古い温泉町の、とても古い旅館「葉隠館」。 薄暗く急な階段を上った先の客室は、 床がきしみ、障子の開け閉めも悪い。 トイレも男女共用。 しかしそこには大変な秘密があった。 というお話。 (杖立温泉の、左から娘のシーナ…

「アパートホテルとスーパーホテル」~九州旅行に行ってきた②

2月の下旬に家族で九州旅行に行ってきた。 前後が移動日なので実質的には5泊4日だったが、 5泊の宿のいちいちが面白かったので報告する。 今日はその1回目。 というお話。 (太宰府天満宮前のシーナとイーツ) 【シーナの作った、格安の凝った宿泊計画…

「面白かったが、よそ様に話すほどのこともない旅の話」~九州旅行に行ってきた①

九州旅行に行ってきた。 めったに行かない久しぶりの家族旅行。 しかしその顛末は、他人にとってさほど面白いものでもないだろう。 もっとも5泊した五つの宿は、それぞれ個性があって面白かった。 だから紹介うる。――ただし今日は前触れのみ。(阿蘇大観峰…

「更新しました」~【卒業式】学校に「いらない」と言われても“謝辞”を続ける保護者の不思議

「キース・アウト」卒業式の保護者謝辞をなくせというのは、子どもに「感謝の気持ちなど持たなくていい、自分はひとりで育ってきたのだと教えろ」と言うに等しい kieth-out.hatenablog.jp

「死ぬのはいいけど、面倒なことはイヤだ」~人間ドックの結果が出る

人間ドックの結果が来た。可もなく不可もなく、順調に下り坂。 年寄りはそういうものだ。死ぬのも怖くない。 しかしちっとも芳しくない結果を見ながら、ふと、 やはり健康でいようと思った。 という話。 (「診断書とボールペンと聴診器」フォトACより) 【…

「具体的な想像力、最初の15分、次の15分に何をするのか」~東日本大震災祈念の日に思う② 

教師も子どもを救うためなら自分の命に頓着しない。 しかしそのことで他の子どもを危険に晒す場合もある。 また、それとは逆に、 いざというときに逡巡して、ムダに時を過ごすこともある。 そうならないために大切なことは――という話。(「走る子どもたち」…

「更新しました」~本当は違う「釜石の奇跡」 24歳語り部が伝えたい真実 

「キース・アウト」粉飾された「釜石の奇跡」を、丁寧に洗い落として正す若者がいるという奇跡

「自らを救うことが、人を助けることにつながることがある」~東日本大震災祈念の日に思う①

東日本大震災9回目の祈念日、 さまざまに反省し、考え直す契機となる日だ。 日曜日のNHKスペシャルでは、多くの町職員を失った大槌町を扱っていた。 そこにも私たちの考えるヒントがある。 という話。 (NHK Webサイトより) 【NHKスペシャル「40人…

「2時半になったら子どもは学校を出なさい」~私は素晴らしい学校改善策を思いついた!②

思えば夏休みや冬休みがあるから、教師は暇だなどという誤解も生まれる。 普通のサラリーマンのように、年間を通して8時出勤、5時退勤を原則とし、 残業が必要なら常識的な範囲で残業をし、次の日のために英気を養う。 それで助かる人が山ほどいて、困る人…

「ある日突然、学校は子どもたちにとって最も素晴らしい場所になった」~私は素晴らしい学校時短計画を思いついた!①

これまでマスメディアは、 学校は、子どもを型に嵌めるところ、息苦しいところ、 学校カーストでいじめのはびこる場、体罰の常態化した場、 辛ければ一刻も早く逃げ出した方がいい場所だと言い続けた。 ところがある日突然、 学校は世界で最も素晴らし場所に…

「炭鉱のカナリヤとペストのネズミ」~ノロ魔が語るノロウイルスと新型コロナ

私は感染症との親和性が強い。 罹り易いというのではなく、行く先々で流行する。 その分、感染症には詳しいのだが、 どうやら新型コロナウイルスは、ノロウイルスによく似ていて、 さらに決定的に異なる部分に特徴があるようだ。 という話。(「カナリヤ」Fr…

「新型コロナへの対応も大事だが、今ある病院の機能も守らなくてはならないと思った話」 

新型コロナ先進国と言っては失礼かもしれないが、 感染対策で一歩先んじている中国・韓国から学べることは多い。 先人の過ちの轍は踏まず、示された道をよく見て進みたい。という話。 (「大学病院 入り口」フォトACより) 【冷静な目は韓国にある】 私は韓…

「始まってしまった学校の臨時休校。こうなったらもう支えていくしかないじゃないか」~拙速大事、最悪のことを考えて、素早く!

国民に負担を求めない政治家やマスメディアの甘い言葉にはウンザリだ。 我々は多少の苦痛なら背負う覚悟を決めている。 危機管理は「最悪の場合を考えて」「素早く」やるものである。 拙速大事。とりあえず始めて、不備は今から直して行けばいいじゃないか。…

「デマでも踊らぬわけにはいかない」~ティッシュを求めて奔走する

デマが発端でも、なくなるものはなくなる。 踊らされるのは嫌だと思っても、踊らないわけにはいかないこともある。 ティッシュボックスを求めて夫婦で奔走したが、 手に入るときは簡単に入るものだ。という話。 (「トイレットペーパー(大量)」フォトACより…

「新型コロナ報道:マスメディアの実力が問われる秋」

休校は感染拡大防止に役立たないのか、 十分な時間を確保して「3月第2週からの休校を要請する」とでも言えばよかったのか、 PCR検査を片っぱし受けさせて、陽性患者をどこに置こうというのか。 危急存亡の秋、政府の判断力と同時にマスメディアのジャー…