カイト・カフェ

毎朝、苦みのあるコーヒーを・・・

2019-03-01から1ヶ月間の記事一覧

「通知票を如何せん」~主として所見欄について

通知票の所見欄が年々つまらなくなっている ミスやクレームを必要以上に恐れて 内容を簡略化したり主観を排したり あるいは「教師の働き方改革」の観点から 量や回数を減らしていくというのもあるかもしれない しかしそれにしても―― というお話。 -----…

「びしょ濡れのトイレットペーパーを投げ込まれたら」~大人を舐め切った子どもにどう対処するか

トイレの個室に入っていたら、隣からびしょ濡れのトイレットペーパーが投げ込まれてきた。 これってかなり心臓に悪い状況だよね。 便器に落としたペーパーか? で、犯人を取っ捕まえたらこれが小2のガキで、 あんまり腹が立ったので思わず張っつけたら逮捕…

「担任教師の『最後の授業』」~卒業式のあとで語っておくべきことがある

まだ自分を制御することに力の不十分な子どもたちを 強い力で揺り動かさなくてはならないときがある 卒業式が終わって戻ってきた教室で 保護者も交えて担任が行う「最後の授業」 そこで語るべき大事な話があるはずだというお話。 【怒鳴られる快感】 201…

「卒業式前夜の学校」~先生たちは何をしているのだろう

卒業式前日の学校には特別な雰囲気がある 卒業生が式の練習を終えて帰宅し 教室や体育館の飾りつけに忙しかった在校生も活動を終えて下校し さてそのあと 先生たちは何をしているのだろうというお話。(写真:フォトAC) 【卒業式の前夜】 いよいよ明日は卒…

「横滑りする頭」~正の転移、負の転移 

耳がとおくなったわけでもないのに 最近 妙な聞き間違いをするようになった しかも同じことが何度も繰り返される 新しいことばが入ってこないのは やはり頑固になっているからかもしれない というお話 【横滑りする頭】 若いころから思考が深まらず、横滑り…

分からなかったら学校に聞きに行けばいいのに・・・

「分からないことがあったら先生に聞きなさい」って、よく言われることですよね。 ましてや主題は小学校の卒業式問題なのだから。 それをメディアはなぜか大学に聞きに行く。 聞きに行って、「ああやっぱり小中学校の先生は分かっちゃいないや」 という結論…

「イギリス人は歩きながら考えるのか?」~偉大な英国人の哀しい現在

イギリスのEU離脱もまったく先が見えなくなった 「イギリス人は歩きながら考える」と 子どものころに学んだことは決して忘れない その偉大な国民はどこへ行ってしまったのかという話を書こうと思った・・・。 【思い出せないエスニック・ジョーク】 イギリ…

「子どもたちには次の人生がある」~進路が決まってから、親が注意しなければならないこと 

受験もいよいよ最終盤 進路が決まると子にも親にも さまざまな思いが生まれてくる しかし待てよ ここで対応を誤ると その数歩先で完全に手詰まりになってしまうことがある だから よくよく注意していこう というお話 【道は一つしか選べない】 ネットのニュ…

「新たな戦い―対スマホ戦」~学校が戦った昨日の敵、今日の敵、明日の敵 3

絶対に終わることはないと思っていた対ゲーム戦も終わった もちろん私たちが勝ったのではなく 子どもたちの興味が もっと刺激的で危険なおもちゃに移ろうとしているだけのことなのだが しかも今回も 大人たちは適切な対応をしようとしないというお話。 【一…

「平成の戦い―対ゲーム戦」~学校が戦った昨日の敵、今日の敵、明日の敵 2

テレビとの戦いは終わった しかしそれで学校に平和が訪れたわけではない 子どもが以前のように勉強するようになった というわけでもない そこにはもっと厄介で、根深い問題が生まれていたのだというお話。 先週金曜日(2019-03-08) kite-cafe.hatenablog.co…

「覚えておかなくてはならないこと、伝えなくてはならないこと」~8回目の3・11に

8回目の3・11 死者を追悼するとともに 防ぎ得た津波被害・原発事故を反省し思い直す日 しかし前向きに考えると 私たちが生まれ直した日 日本人が日本人であることを 見つめ直した日だったというお話。 【その日】 その日の夕方、学校の終わった足で、私…

「昭和の戦い―対テレビ戦」~学校が戦った昨日の敵、今日の敵、明日の敵 1

第二次大戦後、学校は二つの敵と大きな戦いを続けた その結末はあっけないものだったが そして今 第三の敵との戦いが始まりつつある しかもその戦いは 親たちが持ち込んだものなのだというお話。「生徒指導」が対象とするのは、ひとつには少年非行や犯罪ある…

「親も教委も文科省も、なぜ敢えて子どもたちを危険に曝すのか」~子どもたちは、世間が思っている以上に子どもだ 2

親も都道府県教委も文科省も 子どもの健康と健やかな成長を守るのが仕事のはずだ それなのに何を勘違いして あんなものを許可しようとするのだ ケータイ・スマホの持ち込み禁止を 保護者に納得させるための説明なんて いくらでもできるだろう という話。 先…

「みんなを自由にしようとすれば誰も自由でなくなる」~子どもたちは、世間が思っている以上に子どもだ1

以前、 kite-cafe.hatenablog.com という記事を書いたところ 最近になって当時在校生だったという方から連絡をいただいた。 あの事件のあと、生徒指導は多少緩くなったものの 結局、本質的な部分では何も変わらなかったというお話 さもありなんと思う 日本全…

「長く生きることの大変」~母を見ながら考えた

長命な家系です うっかりすると80歳・90歳 あるいは100歳を越える人生というのもあるのかもしれない そう考えたら少しビビった・・・ という話。 【長命な人々】 とりあえず、私たちは親戚の多い世代です。 私の場合、父が4人兄妹、母が5人姉弟ですの…

「こんなことにも、才能がない」~大腸の内視鏡検査を受けてきた

1月末の人間ドッグで便に血が混じっていたようで、 それが看過できない量だったので大腸の内視鏡検査を行うことになりました。 先週金曜日のことです。 胃カメラはかなり一般的かと思いますが、大腸の内視鏡は経験者も少ないかと思います。 そこで体験談――…

「昭和の教師、熱く語る――はずだった」~ハノイの金正恩を、子どもにどう説明したらいいのか2

米朝首脳会談、実質的決裂 大いに語るつもりだった私も頓挫 結局、いつの時代もトランプ・カードは読み切れないということか 翻弄される近隣諸国と私―― という話。 Embed from Getty Images // 【昔の教師は授業がいい加減だった】 2月12日の本ブログ記事…