明けましておめでとうございます。

いのしし[猪]に関する薀蓄

 もともとは九州四国など日本の南部に多く、足が短いために豪雪地帯にはいないとされていましたが、最近では新潟県でも生息するようになったそうです。食肉として人気があり、肉食が禁じられていた江戸時代でも密かに食べられたので、そこから「悪事の報い」のことを「猪(しし)食った報い」といいます。

 英語ではa wild boar。イノシシの子は春の木漏れ日にまぎれるよう全身にシマウリに似た縞模様のあり、そのことからウリ坊と呼ばれたりします。

 辞書でイノシシに関する記事を調べると必ず出てくるのが「凶暴」。雄の牙は最大15�pほどまでになり、平たくなった鼻の力もかなり強くて雄で70�s以上、雌でも50〜60kgもある石を動かすことができるのだそうです。また脚力も強く、1m以上の高さを助走もなしに跳び越えることが可能だといいます。

 猪突猛進といってイノシシはまっすぐどこまでも走るとされていますが、イノシシ猟では山の中で獲物を見失ったら、山を迂回して反対側で待っていると走ってくることがあると聞いたことがあります。しかしあのスピードで走るイノシシを、(自動車を使うにしても)迂回して待ち伏せるというのが可能かどうか、私は少々疑っています。

「猪口(ちょこ)」は文字通りイノシシの口に似ている酒器。ちっぽけな道具なので、こなまいきなことを「猪口みたいにちっぽけな才能」という意味で「猪口才」と言ったりします。よく時代劇で「猪口才な〜!」というのはこのことです。

 猪と書かずに[亥]と書けばこれは 十二支の最後のエト。年賀状ではこの字を使います。

 時刻で言えば午後11時ごろ,方角で言えば北北西にあたります。

 亥の方角と戌(いぬ)の方角の間、つまり北西は吉とされ、お城ではここに門をつくることが多くなります(戌亥門:いぬいもん=乾門)。それと正反対の方角(南東)も吉であって、こちらは辰巳門(たつみもん=巽門)と言います。

 こんな話を生徒にしてみて、新しい学期を始めるのはいかがでしょう?

 それでは皆さん。今年もがんばりましょう!!