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「検索の必殺技」~Googleの使い方

 私は熱烈なネット・マニア(シチズンというほどではない)なので、何かとネット検索に頼ることが多くあります。検索技術にも多少自信を持っていました。技術とは要するに検索ワードに何を置くかということです。
 一般には「アンド検索」といって二つ以上の語をスペースで繋いで検索窓に入れるのですが、語の選び方によっては不要なものまで拾い上げたり必要なものを落としたりと、ままならないことも少なくありません。そこでどんな語を並べるかという一種のセンスが必要になるのですが、その部分で少し自信があったのです。なにしろ慣れがすべてですから。

 ところが最近、もっと利用すべき技術があることを知りました。もしかしたら誰でも知っている.ことなのかも知れませんが、万にひとつ、ご存じない方がいればとも思い、ここに記しておきます。ただしこれはGoogle検索についてのことであって、他で通用するかどうかは分かりません。

1 マイナス検索
 例えば、イギリスのネス湖に行こうと思って「ネス湖」と検索をすると当然「ネッシー」の話ばかりが出てきます。周辺の観光や歴史・ホテル情報が知りたいのに「ネッシー」はいかにも邪魔です。そんな場合は「ネス湖_-ネッシー」(アンダーバーはスペース、「-」《マイナス》は半角)と打ってやると「ネッシー」の記述のあるサイトは弾いてくれます。いったん検索にかけて共通する余計な情報がやたら出てくるような場合に試してみる価値があります。

2 フレーズ検索
「ぼくらの時代」と検索するとGoogleは優秀なので「ボクらの時代」も「僕らの時代」も「僕等の時代」もみんなひっかけてくれます。しかし私が知りたいのは日曜日の午前7時からやっている「ボクらの時代」ではなく、1980年代にやっていたドラマ「ぼくらの時代」なのです。この場合「”ぼくらの時代”」とダブルコーテーション(半角)で囲ってやると、とりあえず字通りの「ぼくらの時代」を優先的に拾ってくれます。

3 お天気情報  
信じられないかもしれませんが「weather:○○」(○○は都市名)と打てば、その場所のお天気情報、天気予報がいきなり出ます。

4 郵便番号検索
 これも嘘みたいな話ですが、「郵便番号_○○市○○町」で郵便番号が出ます。逆もできるのであって、例えば「郵便番号_102-0083」と打つと東京都千代田区麹町が検索され、地図まで出てきます。

5 乗換検索
 乗換案内は取りあえず「名古屋から新宿」と打てば直近の列車が指示されます。「から」がポイントです。

6 電卓機能
 あきれたことに「3850*25」と打てばその答えが検索されます。瞬時の電卓と思えばいいかも知れません。Googleってこういうものだったのか、と少し不思議に思ったりします。

7 換算検索
「35ポンドは何円」と打つと「35英ポンド =5 842.15636 円」と瞬時に答えが返ってきました。ドルやユーロ、元やウォンなどメジャーな通貨はすぐに出ますが「フィリピン・ペソ」などマイナーなものは換算サイト経由で答えが返ってくることになります。さらに「5マイルは何キロ」と打てば、「5マイル =8.04672 キロメートル」と出てきますから他にもいろいろなことができそうです。

8サイト内検索
 確かこのサイト内にどこかに書いてあったのにな、と確信がある場合はサイト内検索にかけます。「site:そのサイトのURL_検索ワード」で出ます。余計なサイトに足を突っ込まなくて済むので非常に速くなります。

9 or 検索
 例えば、「ペペロンチーノ」をつくろうとしたとき、「ペペロンチーノのレシピ」と「ペペロンチーノのつくり方」どちらの方が良いか判断がつきません。そんなときは両方同時に検索すればいいのです。「ペペロンチーノ_レシピorつくり方」これで両方拾ってきます。

 他にもさまざまな技があるようです。Google「検索のヒント一覧」というページで確認してみるとなかなか面白いものがありそうです。