ペーパークラフト

 先週の木曜日のことですが、よんどころなき事情によってインターネットからダウンロードしたペーパークラフトの、ピカチュウをつくる羽目になりました(緊急に用意するものがピカチュウというのも変な話ですが、説明し始めると長くなりますので省略します)。  マ、1時間、長くて1時間半もあれば完成するだろうとタカをくくって始めたのですが、切り込みは細かいし折れ線が描かれていないのでどこに折り目を入れたらいいのか分からず、それやこれやで結局5時間半も要してしまいました。集中度の高い仕事で目はチカチカしてくるし頭は痛くなってくるし、その晩は疲れ果てて酒も飲まずに寝てしまいました。飲まずに寝るのは修学旅行以来2カ月ぶりのことです。  しかし必要に迫られたとはいえ、好きでなければ5時間半も続けられるものではありません。最後までやり続けられたのは、つまりこういうことがもともと好きなのです。  考えてみれば小学校のころの子ども向け雑誌の付録というのは、みなこのようなものでした。小学館の「小学○年生」シリーズ、学習研究社の「○年の学習」「○年の科学」、どれもこれも本体よりはこの「付録」めあてに買ったものです。最近でも息子が幼稚園のころ(というとかれこれ20年近く前)も「テレビマガジン」とか「てれびくん」の付録の大部分はペーパークラフトで、「○○レンジャー」のお面や刀といったものはさんざん作らされたものです。私自身が子どもの時に作ったものも、大人になってから作らされたものも、一週間ともたず壊されてしまったものですが、それでも飽きずに作ったものです。ふしぎなことに、おもちゃ屋の玩具(プラモデルやフィギュア)に比べると紙製なんてちゃっちくて、とはまったく思いませんでした。それはそれでとてもよかったのです。  しかし「○年の学習」も「○年の科学」も2010年以来休刊、小学館の「小学○年生」は3年生以上で休刊になってしまいました。「てれびくん」や「テレビマガジン」は今もあるみたいです。  そこで調べてみたら「テレビマガジン7月号」の付録はなんと『超変形だ! チダ・ニック』と『ビートバスター&スタッグバスター  なりきりセット』。なんのことかさっぱりわかりませんが、どうやら昔と同じことをやっているみたいです。  何か、うれしくなってしまいました。