カイト・カフェ

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「シンラコウ」~いま来つつある台風の話

 台風は、今朝は四国沖を時速20kmとマラソン並みの遅いペースで東北東に進んでいます。明日の日中はほぼ100%晴れているはずですが、朝の様子が分からず、運動会の可否も微妙です。運動会は毎年この時期ですから、教員をやっている限り、天候に気を揉む運動会という呪縛から逃れることはできません。今日の昼の様子を見ながら、明日のことは考えましょう。

 今回の台風にはシンラコウという名前がついています。ミクロネシアの言葉で現地の伝説の神様の名前だそうです。アメリカではかつてハリケーンに女性の名をつける伝統(女性は気まぐれ、暴れまくる、その後はすーっと静かになる、という伝説がありました)があって、占領下の日本でも「キティ」だとか「キャサリン」といった名前を台風につけていました。現在では、女性と男性の名前を交互につけていますが、カトリーナを初め女性の名のついたハリケーンの方が被害が大きいような気がします(かな?)。

 台風については2000年(平成12年)に台風委員会(各国の政府間組織で、日本ほか14カ国等が加盟)が共通の名前をつけることに決め、2000年の台風第1号にカンボジアで「象」を意味する「ダムレイ」の名前をつけました。以後、発生順にあらかじめ用意された140個の名前を順番に回して、その後再び「ダムレイ」に戻ります。台風の年間発生数の平年値は26.7個ですので,おおむね5年間で台風の名前が一巡することになります。

 日本からは、「テンビン」「ヤギ」「ウサギ」など、10個の星座の名前が提出されていて、次に来るのは「クジラ(座)」です。
・・・あーあ、それにしても、もっとどんどんスピードを上げて、早くどこかへ行ってくれないかな、シンラコウ。