昨日の・・

 月の問題  太陽は夏高く、冬低い、これは誰でも知っていますが、月はどうでしょう?  答えは「�A太陽とは逆で,夏低く,冬高い」でした。  この問題は、西林克彦 著「間違いだらけの学習論〜なぜ勉強が身につかないか」(新曜社 1994)の中にあったものです。 「教科書は薄くなればなるほど難しいののはぜか」といったことにも実に簡単に答えてくれています。そしてこの問題は「経験が大切といったって、生まれてから何度となく見てるはずの月でさえ、冬と夏とでどちらが高い位置にあるか、私たちは知らないではないか」と、そんなふうに書かれていたものです。  教授活動に関する教育的な信念には、「身近なものほど興味をもたれやすい」をはじめとして、「身近なものから遠くのものへ」という同心円的な指導理論、「具体的なものから抽象的な認識へ」「実験や観察から理論へ」などなど、たくさんあります。これらは、これをまもれば効果的な学習指導がいつも成立するというものではないのですが、強く信じられていることが多く、効果的で多様な学習指導を模索する障害になっている面も見逃せないように思います。(p.144) とりあえずすべての学習理論を疑ってみる。なかなか刺激的な本でした。