野分の朝(あした)
大変な嵐と洪水でした。教育事務所や市教委から、矢のような情報の催促が来ます。
登校はどうなってる? 対策は何か打ってる? 校舎や敷地は大丈夫か・・・しかし何度も返信しているうちにフト気づいたのですが、山ほどの問い合わせをしながら「先生たち大丈夫?」というのは一度もないのです。現場ではたくさんの先生たちが出勤できず、何時間も町をさまよっている、などということはまったく気づいていません。
それは一面当たり前で、昨日の朝の時点では、私も「出勤できない先生がいるかもしれない」などとは考えていませんでした。また、私も現場にいるから分かるのであって、もしかしたら昨日一日、あるいは今日の今の時点でも、たくさんの先生方が出勤していない、これないで困っている、ということは教育事務所も市教委も知らないでいるのかもしれないのです。
私はもう教育事務所や市教委に入ることはありませんが、先生方、みなさんがそういう場に身をおくようになったら、ぜひ頭の隅にそのことを置き、ひとこと労をねぎらって欲しいものです。
「先生たちは大丈夫ですか? たいへんですがよろしくお願いします」
通知表、どのくらい進んだ?
連休がありますから、まだまだ勝負どころは先だ、という先生が多いのかもしれません。ただし30人も書いていると途中でどうしても書きようのない児童がいて、そこで立ち止まったことが大きく響くということもありますから、早めに手を付けましょう。
私は、書くことに困るとたいていはパターンにはめ込んでいました。
- その子の1学期間の全体の様子、友達関係、人柄や印象を書く。
- 児童会活動・係活動などについてよいことを書く。
- 学習面で優れたところと不十分なことを書き、必ずその対策について記入する。
- 担任としての願いを記入する。
こんなふうにパターン化しておくと、しばらくして頭がそれに慣れ、文章が浮かびやすくなるような気がしました。裏面に2~3例を挙げておきますので参考にしてみてください。
(例文・略)