「もうすぐ二学期」①〜読書感想文とクラスのふんどし

 すでに二学期の始まっているところもありますが、ほとんどの地域は週末が二学期の始業式です。
 いくら何でも今日あたりまで、まだ宿題の残っている子はいないだろうと思ったりもしますが実際にはいる、しかもかなりの数の子たちが泣きながらドリル帳に向かっていたりします。

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 今日のマイ・ニュースはメルカリ(国内最大のフリーマーケット・アプリ)に読書感想文が出品され、買い手がついたという話。
 ニュース・コメンテーターは、
「近頃の子どもは夏期講習だの塾だのといろいろ忙しいから、なかなか本を読んで感想文、なんてわけにはいかないんですよね」
などと知ったかぶりをしていましたが、普通の子の夏期講習なんて体のいいショートステイ学童保育みたいなものですから時間はたっぷりあります。それに本気で受験を考えている子にしたって、受験勉強のために感想文が書けないなんてその程度の読書力・読解力・作文力では、一流の学校に入れるはずがありません。

 小学6年生にしろ中3にしろ、課題図書なんてエリート校受験生にとっては格下図書ですからそれぞれ1時間以内に読めなければいけない。その上で小学生なら原稿用紙1枚、中学生なら2〜3枚をたちどころに仕上げる程度の国語力がなければ合格はおぼつきません。時間とお金の無駄ですから受験勉強など諦めて、本でも読んで教養を高めた方がよほどましです。
 読書感想文をしっかり書きましょう。

 

【夏休みが終わると】

 さて、夏休みが終わると年度の折り返し(9月末日)まで残り一か月。
 思い起こせばたった4か月前のゴールデン・ウィークのころ、近所の児童公園に行くと中学生になったはずの男の子が、小学生に交じって汗びっしょりになって走り回っていて唖然とさせられましたが、さすがに夏休み明けとなるとその子たちも中学生らしくなってきます。
 子どもたちが中学生になるということは、一部の親たちにとって、子育てが本格的に難しくなるということです。4月の家庭訪問では年下の担任に対して、
「先生、子育てなんてそんなに生易しいもんじゃない。学校の先生こそ教育ってものが分かっていない!」
 とか偉そうに言っていた親たちも、夏休みが終わったころから平身低頭、こちらが良い仕事をしさえすれば言うことをよく聞いてくれるようになります(他にテがないから)。

 

【体が変わる、心が変わる、クラスが変わる】

 驚くべきことに夏休みが終わると、中三の女の子は部活を卒業してしまったこともあって、すっかり丸っこい女性らしい体つきになって学校に戻ってきます(←コレ、もはやセクハラ発言なのかな?)。見かけだけではなく心も変わってずっと落ち着いた感じになります。ガキという感じはさらさらありません。
 さらに驚くべきことに、男の子はまったく変わらない、受験生にさえなっていない、ガキのまま、そのままの姿で学校に戻ってくるのです。

 女子と男子の向かう方向が少しずれた感じになり、部活に燃えていた生徒が燃え尽きてしまい、受験生になり切れない子がたくさんいて、改めて見ると教室内に(男子と女子ではなく)男と女がいる。文化祭などの学校行事でかろうじて食つなぐものの、クラス全体はグタグタな感じで先行きが不安になる、そんな時期です。
 もう一度クラスのふんどしを締め直さなくてはいけない――。

                           (この稿、続く)