カイト・カフェ

毎朝、苦みのあるコーヒーを・・・

「24時間働けますか?」~教員は働けると、世間の人たちは思っている

 先週の土曜日、保護者と話をする関係で9時までに学校に来なければならず、実際には8時40分頃到着しました。そうしたら子どもが一人玄関先で待っています。

 聞くと、その日の朝、地区の役員の方と子ども会の打ち合わせをしなければならないのに、大切なファイルを学校に忘れたとのことでした。友だちに事情を話したら「土曜日でも日曜日でも、9時までには必ず先生が来てるから入れてもらうといい」という話だったので8時半から待っていたとのことです。

 休日でも必ず来ている、と思われているのもシャクでしたが、実際に来ているのでさらにシャクな気分でした。そもそもたとえ保護者とはいえ平然と「ご相談したいことがあるのでが、お話できますか? 土曜日でないと無理なんですが」といわれた時からイライラしていたのです(土曜日に来るのはかまわないのですが、それが当然と思われているのが嫌です)。

 これは教頭先生から聞いた話ですが、何年も前から、東京にマンションを持たないかという業者の電話が繰り返し入ってくるようです。初めは教頭先生クラスから始まって次第に教務主任クラスやその下の年齢の先生方にもかかってくるようになった(私も何回か受けています)ようですが、「勤務中ですから」と断っていたら5時以降もかかるようになり「忙しいから時間外勤務してるんだ!」と怒ったら今度は9時過ぎにかかるようになったと怒っておられました。その時間にも仕事をしていて、そろそろヒマになるころだと思われているところがシャクですよね。

 学校の先生というものは、24時間働いて当然だと思っているわけではないでしょうが、こんなふうコンビニ並の対応をしているから、さらに要求は高まるのかもしれないと、ふとそんなことを思ったりもしました。

 しかしだからといって、仕事がある以上、休日出勤をゼロに時間外勤務を減らすのも難しいですよね。