カイト・カフェ

毎朝、苦みのあるコーヒーを・・・

「言葉の水生図鑑」~むがく・えんこー・アホロートル

 先日の高校生クイズ大会の決勝戦で、対戦した両チームの答えが割れたにもかかわらず両方正解という妙なことがありました。
 問題は「ヤツメウナギは何類?」というもので、一方が「ムガク類」と書き、他方が「エンコー類」と書いたのが、どちらも正解だったのです。
 答えが二つあってそれぞれ別の方を書いたという偶然も面白いのですが、「無学」「援交」は同じものという言葉の妙に圧倒され、私は椅子から転げ落ちんばかりでした(本当は漢字で書くと「無顎類」と「円口類」だそうです)。

 世の中にはまだまだ私の知らない面白い言葉があります。
 私が子どもの頃、大人たちがよく「もうロートルですから」といった言い方で自分が若くないことを表現していました。後に調べると、「ロートル」というのは「老頭児」と書く中国語で、老人の意味なのだそうです。(これが前振り)

 さて、昔「ウーパールーパー」という奇妙な水生動物が流行ったことがありました。  これは、「足の生えた巨大なピンクのオタマジャクシ」みたいな生き物で、大人になりかけたまま止まってしまった(幼形成熟)、そういうものです。
 図鑑で調べると説明の横に「アホロ−トル系」とありました。
 なるほど、大人になり切れない「アホ」な「ロートル」には違いない、そうも思ったのですが、何か違うのかもしれません。
 しかしホントはどういう意味なのでしょう「アホロートル

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ウーパールーパー