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「ちょっと、ヤバイかもしれない」~新型インフルエンザが広がりつつある

 新型インフルエンザが猛威を奮い始めているようで、昨日は日本ハム・ファーイターズの選手の中も感染者が出たとの報道がありました。

 厚生労働省の施設等機関である国立感染症研究所は、全国の定点医療機関から毎週に患者数の報告を受けており、1機関当たりの感染報告が1週間で平均1以上になると、全国的な流行と判断しているようですが、その値が、先々週9・9まで上昇しました。

 都道府県別では、沖縄(20.36)・奈良(1.85)・大阪(1.80)・東京(1.68)・長崎(1.50)・長野(1.44)の6都府県で既に平均1を超え、ほかに17府県が0.5以上にまで上昇。保健所別では34都府県の139地域で1を超えているといいます。

 厚生労働省では「夏休み明けに集団感染が起きないよう、特に学校で対策を徹底してほしい」と訴えているそうですが、学校に特に妙案があるわけではありません。今までの対応を愚直に繰り返していくしかないのです。

 学校の社会的立場からいいますと、地域の最初に感染者を出した学校になるか、2番目になるか、はたまた5番目以下になるか、あるいは感染者数がどのくらいの数になるかによって、ずいぶん違ってきます。

 最初の感染校だったり、爆発感染が起こったりすれば、本来の子ども中心の対応は横に置いて、膨大なマスコミ対策や市町村・都道府県への対応が大きな比重を締めてきます。あからさまに言えば5月の成田空港水際作戦のように、最初の感染を防いでおくことが肝心なのです。

 小さなことも見逃さず、慎重に扱いたいものです。