短かった夏休みが終わり、いよいよ後期研修会期間が始まります。
先生方、リフレッシュできたでしょうか?
現在のところ、これといった事故や事件の報告はありませんが、1件、用水の取り入れ口の板を外したり流したりして、水の流れを変えてしまっている子がいる(らしい)という話が出ています。用水路のことは繰り返し指導していますが、なかなか徹底できません。
見回りの際、少し注意して見てください。
学校に来られた方は、農家の子どもだったら水の大切さは分かるのだけどなあ、と嘆いておられました。私も教師になって子どもの問題に出会うまで、「水利権」という言葉すら知りませんでした。しかし水利の問題は歴史的なものも含めて、非常に厳しいものがあります。
例えば四国にある早明浦ダム。しばしば水不足になって香川県で断水があいついだりしますが、「貯水率がゼロになりました」と報道されるダムの映像にはまだまだ十分な水があったりします。
これは水利権の上で香川県が使える量がゼロになったという意味で、他県に回される分や発電用はまだ残っているという場合なのです。そもそも貯水率という割合自体が分母を「利水確保容量」にしており、ダム全体の容量ではないのです。
香川県で飲み水が不足して給水車で水を運んでいるというのに容易に水を回してやらないというやり方は、水利権に知識のない人には理解できないことです。
衆議院議員選挙が公示されます。
選挙ポスターを破ったり汚したりするのは、防犯ポスターに悪戯するのとは訳が違います。
夏休み中ですが連絡網を使うなどして、水路の問題とともに再度、指導したいところです。