「何が起きているのか?」~発達障害の子をいじめから守れ!

 岡山駅突き落とし事件の犯人少年が、発達障害であったという記事が出ていました。動機や経過の分かりにくい事件でしたが、そう説明されると分からないでもありません。
 広汎性発達障害の子が増えていることについて、X病院のO先生は、それは環境フェロモンのせいだといった説明をされますが、私は理解できません。もし環境ホルモンのせいなら人間のような大きな動物に変化の出る前に、カナリヤが生殖活動をしなくなったとか、ツバメが渡りをしなくなったといった変化が小動物に起きなくてはなりません。

 私は長いこと、それは「子どもを鍛えない現代の教育システム」のせいだと信じてきました(これについては、何度かお話しています)。ところが昨日、桜田先生とお話ししているうちに、それ以上に問題なのは、子どもたちが社会から受けている負のメッセージのなのではないかと思うようになりました。桜田先生は、そちらの方に問題を感じておられます。

 私は、発達障害の勉強を始めた初期の頃、ある先生から指摘された一言を忘れることができません。それは、
「この子たちを“いじめ”にあわせてはいけません。小さなときからイジメにあうと、この子たちは人間関係をそうしたものだと読み誤るからです」
というものです。

“いじめ”は現在も存在しますが、特に障害のあるお子さんへのいじめに関して、学校は非常に強くコントロールできるようになっています。しかしその一方で、マス・メディアやインターネットの放出する暴力のイメージは、爆発的に増加し続けているのです。  酒鬼薔薇聖斗オウム事件の経験から「あの程度のことまでは(社会的に)許される」と思ったといわれています。

 そういうお子さんについては、小さなころから丁寧に社会を教えていくしかありません。そしてそうしたことを組織的にできるのは、今のところ学校しかないのです

 がんばりましょう。