「学而不息」

 

「学びて やまず」と読むのだと思います。〇〇〇〇先生の書です。

「やまず」は「止まらない」ではなく「休まず」の意ですから、常に学び続ける、休息も許さないという厳しい決意を表したものと言えます。ただ、先日書いたように「我以外皆我師」(私以外は、皆、私の先生である。学ぶべきことはいくらでもある。子どもも我が師である)という立場に立てば、けっしてシンド過ぎるということもないでしょう。その意味で、この言葉が職員室の正面に飾られているというのは意義深いことです。

 

 ところでこの言葉の出展は何かというと、実はどこにもないようなのです。おそらく〇〇先生の言葉なのでしょう。天下のgoogleで検索しても出てこないのですからまず間違いありません。

 代わりに出てくるのが論語の、

「学而時習之、不亦説乎――学びて時にこれを習う、亦(ま)た説(よろこ)ばしからずや――何かを学んだ後に再びこれを時間を決めて復習したり実践したりすることは,これもまた何と楽しいことではありませんか」という有名な言葉、そして同じく論語の、

「学而不思則罔 思而不学則殆―――学んで思わざればすなわち罔(くら)し、思って学ばざればすなわち殆(あやう)し――読書のみで思索をしないと、知識が身につかない。学ばないと、独善的になる。」

「 学而不厭。 誨人不倦。 ーー学びて厭わず。 人に誨(おし)えて倦(う)まずーー学んでいやになることはなく、人に教えて飽きることもない」といったところです。

 

「学而不息」の額が職員室に飾られた経緯は分かりません。現在の校舎の新築記念の写真には、職員室の風景としてもう飾られていますから、二十数年の歴史があるのは確実です。

 額の横には「△△区 XXXX氏 寄贈」とありますが、××さんがもともと持っていたものを下さったのか、校是としてあった言葉をわざわざ〇〇先生に書いてもらって寄贈したのかはナゾです。

 いずれにしろ職員室正面にあるからには、いずれかの時代、いずれかの人がこの言葉を職員の合言葉(=校是)としようとしたのは間違いないでしょう。心に留めておきたい言葉です。

(ただし私は、本校の先生方はよく勉強しておられると感じています。もしかしたらこの額が魔法を発しているのかもしれませんが)