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「私のスマホ事情」③〜オンライン・ストレージ

 オンライン・ストレージは「インターネット回線でつながったUSB」と考えると大雑把なイメージができます。USBと一緒ですからエクスプローラからマイ・ドキュメントや他のリムーバブルディスクと同じようにアクセスできます。

 PCの画面上でも、たとえば「Googleドライブ」のアイコンをクリックすると出てくるのは通常のエクスプローラの画面で、左上にGoogleドライブと出るだけです。USBに投げ込むように、画像でも文書で普通に入り、取り出せます。しかしスマホで同じ操作をするわけにいきません。スマホにはマウスもなければ同時に2画面3画面を表示するということもできないからです。

 スマホで「Googleドライブ」をタップすると出てくるのは右のような画面です。最も広いスペースを占めている中央には格納されているファイルやフォルダが表示されています。上部に検索窓と表示方法の変更。注目すべきは下部の三つのアイコンです。
 左が「アップロード」。ここをタップすると他のアプリケーションから写真や他のファイルが参照でき、そこから「Googleドライブ」にアップできます。
 中央が「作成」。文書やプレゼンテーションを作成してアップロードする箇所です。あとで詳しく説明します。
 右が「スキャン」。アイコンはカメラです。タップすると写真撮影になり、撮った画像がアップされます。「スキャン」が「カメラ」であるところに意味があります。スマホから情報をアップロードするというのは、基本的に画像を送ることなのです(少なくとも私はそう解釈しました)。
 はじめは分らなかったのですが、この「スキャンとは写真撮影のことだ」という発想は画期的でした。手に入ったチラシや広告、会合の開催通知や配布資料、場合によっては手書きメモさえもすべて画像の形で送ってしまえばいいのです。下手に文字データにしようと手間取って時間がなくなるより、画像で送って後で処理するほうがより簡単で確実なのです。なんといってもPCの方が処理は楽なのです。

 もちろん「Googleドライブ」にも文書やプレゼンテーションを作成してアップしてもよいのです。そのため中央の「作成」には文書作成アプリや表計算アプリ、プレゼンテーションアプリが用意されていています。これらはWordやExelに簡単に変換できる優れものアプリなのですが、そうは言ってもスマホで凝った文書や表計算を作成するのは困難です。画面は小さいしあつかいは複雑になります。本格的な作業はやはりPCで行うべきで、スマホはあくまでも補助的な手段でしかないのです。

 現在の私のGoogleドライブはスマホからは画像をアップしてPCで処理する、PCからはWordファイルやExcelファイルをアップしてスマホで参照するという使い方をしています。スマホから文書を上げることがないわけではありませんが、「Googleドライブ」には「メモ帳」の便利さはありません。「メモ帳」はなんと言っても最初の数行がリストアップされるからいいのです。

 これについて、スマホのメモ帳データやボイスレコーダの音声データをアップできればどんなに便利かと思うのですが、今のところ簡単にはできそうにないのです。将来的には変わっていくかもしれませんが現状はそうです。