家族の生涯

 昨日の校長先生の、「私が倒れたとき、校長の代わりはすぐに来るが、家族の代わりは来ない」というお話、時期が時期だけに、心動かされるところがありました。

 先月の末、私の長女が都会に出ました。思えば今年高校に入った下の子が生まれた16年前、私の家は4人家族になったのですが、それが終わったのです。

 私は長命の家系ですからたぶん80歳までは生きます。しかし自分のつくった家族と暮らした年月は、そのわずか五分の一で終わってしまうのです。

 家族の一生は人の一生よりずっと短いのです。

 私はいつもそのことを考えていました。

 さて、この学校は平均年齢も高く、子育ての真っ最中の先生もいれば老人介護が肩に圧し掛かっている先生もおられます。校長先生もおっしゃってくださいましたが、家族の代わりがいない以上、家族の役割を捨てては生きてはいけません。私たちは24時間教師であることが求められ、24時間児童のことを考えるよう運命づけられていますが、それでも余力があります。教員同士、それぞれの家族を大切に守れるよう、互いに補い合い、支えあう教師集団でいましょう。きっとできるはずです。