2011年、地上アナログ放送停止とともに、校内のテレビがすべて受信できなくなります。常識的に考えると、それまでに校内のテレビ全24台を地デジ対応テレビに代えるか、地デジ・チューナーを買い揃えるしかないのですが、予算がないのでしません。
で、どうなるかと言うと、三つの対応策をとります。
- しばしば天気予報や地震速報、台風の進路予報などをチェックしなければならない職員室のテレビは、最優先で地デジ対応のものに切り換える。
- 視聴覚室に1台、大型地デジ対応テレビを入れ、必要なクラスはそこに行って見ることとする。
- 放送室に1台、地デジ・チューナーを入れ、学校の全テレビと繋げる。
- したがって教室でテレビを見る場合、チャンネルの変更は放送室までいって行う。
- 同じ時間帯に他のクラスで異なるテレビ番組を見ることはできない。
- テレビのチャンネルを変えたいときは、他のクラスが見ていないことを確認してから行う。そうでないと、見ていたクラスは途中で番組が変わってしまう。
50年以上前ですが、学校は地域の文化センターでした。
西洋画の画集、大量の文学全集、見たこともない運動用具や体育器具、オルガン、ピアノ、石炭 ストーブ・・・・・・
学校に行けば村で一番進んだものがあり、学校は一段格上の存在でした。そしてそこで働く教師も、何となくありがたく思える存在でした。
テレビは地上アナログ、コンピュータはWindows2000、資料室の世界地図にはソビエト連邦が生きている・・・・・・学校が低く見られるのもしかたないのかもしれません。