秋葉原事件の加藤某は２５歳。あの酒鬼薔薇聖斗と同い年だそうです。
今から６年前、西鉄バスジャック事件をはじめとする同じ１９歳の陰惨な事件が頻発しましたが、このときの１９歳も酒鬼薔薇聖斗と同い年でした。西鉄バスジャック犯が、強烈に酒鬼薔薇を意識していたことはよく知られています。
同い年にとんでもなくすごいことをやってのけた奴がいるという思いは、昭和５８年生まれの男の子を強く規定しているのかもしれません。おそらく３０歳を過ぎれば、同い年の中から別の意味ですごい奴ら（とんでもない企業家、芸術家など）が出てきますから酒鬼薔薇の影響は薄れるはずですが、しばらくは今のままでしょう。
子どもたちが「同世代」をどう意識して育ってくるかは興味深いテーマです。少し考えて見ます。
さて、今回の事件について私は印象深い一枚の写真にめぐり合いました。それは事件の現場で非常に役に立つ人間と、まったく役に立たない傍観者を対比するような写真です（傍観者は向こうの歩道の足だけ）。
私はどんなときにも役に立つ人間でありたいものだと思いました。
