カイト・カフェ

毎朝、苦みのあるコーヒーを・・・

「雨の終業式」~いろいろありましたが、子どもは盤石でした

 伝染性胃腸炎から始まった1学期が、豪雨で終わります。
 そう記録するとたいへんな一学期ということになりそうですが、児童に事故がなく、学校全体が非常に落ち着いていたという意味ではすばらしい学期でした。
 私たちは皆授業に縛られていますからいわば井の中の蛙で、隣のクラスがどんなふうに一日を過ごしているか、他の学校がどんな様子なのか、なかなか知ることはできません。私のような立場になって初めて、各クラスの様子を見渡したり、他の学校の日常の姿を見ることができるようになるのです。

 例えば、教頭会では年に2回、小中ひとつずつの学校を自由に見学します。小学校の授業見学では特に中学校の先生から「癒されるねぇ」とか「みんな本当に一生懸命勉強してるね」といった会話が交わされるのですが、私は腹の中で「へ?」という感じのまま黙っています。わが校の子どもたちの授業に向かう姿勢に比べたら、そんなものは「一生懸命」の範疇に入らないのです。
 後ろに人がいるというだけで落ち着かず何度も振り合える子、逆に後ろに人がいるにもかかわらず延々と手いたずらを続ける子。授業者の発問にも考えているのかいないのか、なんともはっきりしないまま進んでいく授業も数多くあります。
 本校ではそういうことはないでしょう。学校全体のレベルが違うのです。

 先生方、1学期間ありがとうございました。