カイト・カフェ

毎朝、苦みのあるコーヒーを・・・

「出でよ自粛警察!と叫びたくなる朝」~いいかげんにしてくれよ! トウキョウ!

 東京都の新型コロナ感染者がついに1日2000人超。
 私たちがこんなに耐えているというのにどういうことだ!
 自業が自得で終わらないのがウイルス感染の世界。
 東京はいったい何をしているのだ。私はもう我慢の限界を越えた。

という話。

f:id:kite-cafe:20210108071615j:plain(写真:フォトAC)

【東京都の感染者、1日2000人を越える】

 東京都の新型コロナ新規感染者が昨日はついに2000人を越えて2477人とか。感染者数の新記録だった前日よりも850人以上も増えてしまいました。

 発症の2週間前が感染したときと考えると12月24日のクリスマスイブ。勝負の3週間が終わってさらに一週間が経ち、「さあ、うつるかうつらないか、一発やってみよう!」と新たな勝負に出て負けた人が大勢いたようです。

 何しろ政権与党の二階幹事長が忘年会を主宰し、総理大臣がホイホイ参加してしまうような国です。
 つい最近も自民党の森山国会対策委員長が、
 緊急事態宣言の対象となる1都3県での国会議員の会食について、「国会議員が全く人と会わないというのは無理がある」としたうえで、時間は午後8時まで、参加人数は4人以内とすることが望ましいという考えを示した(2021.01.06 NHK 
ということですが、そりゃあ全く人に会わないのは無理にしても、なぜ会食でなくてはならないのか、なぜ飲みながらでなければ政治ができないのか、そこに全く説明がないどころか、そもそも理解できる内容ではありません。

 もちろん人と会わなければ成り立たない職業はいくらでもありますし、会食が必須な場合もあります。
 学校なんてその典型で、狭い範囲に40人もの子どもが密集し、しかも給食の時間は全員がマスクを外している――。しかしその時間は全員が前を向いて一言もしゃべらず、黙々と食べているのです。そんな生活を8カ月も続けてきました。
 小中学生でもできるその程度の節度が、なぜ「四十、五十は鼻垂れ小僧」と言われる政界でできないのか。そもそもアナタたちは高齢というだけで重症化の危険を追っている人たちでしょ?

 国会議員も会食が必須なら全員同じ方向を向いて黙々と食べ、食べ終わったところでマスクをし直して距離をとって話をすればいいのです。飲みながら、食いながら、しゃべりながらなんて、絶対だめに決まっているじゃないですか!

 

【人々の苦労や亡くなった方たちのことが、まったく気にならない人たち】

 上が上なら下も下。
 ここにきてタレントの渡辺直美さんが男芸人を招いて忘年会をやったとか、デビ夫人が「コロナの心配は一切関係ない方たちばっかり」90名を集めてカウントダウン・パーティーを「非難も覚悟で」開いたとか――。
 それらはおそらく氷山の一角で、ニュースにならないものも含めたらどれほど多くの人たちが忘年会やらカウントダウン・パーティーで浮かれていたのか分からりません。
 おバカな主催者は別として、恐ろしいのは参加した人々が誰ひとり諫めることなく、それどころかひとりもコロナも世間も気にしていなかった点です。コロナに怯えず情報が漏れた場合の社会の非難にも怯えず――市井の、無名の私ですら人々の目に怯えて暮らしているのに、やはりこれほどの胆力がなければ有名人にはなれないのかもしれません。

 さらに下に進んで、仲間どうしで元気よく忘年会を開いた学生、会社員、公務員ら普通の人々。信じがたい思い切りで組織として新年会を開催し続けている官公庁や企業の人々。その凄まじいアルコールへの渇望、狂騒への熱意を、私は茫然と見ています。

 この人たちにとって、志村けん岡江久美子羽田雄一郎議員の死は一片の価値もないのです。
 同じ時間、地方のホテルでひとり過ごす青年が、実は昼の間、実家の庭先で窓越しに両親に年末の挨拶をしてきた誠実な人だということも、どうでもいいのでしょう。
 クリスマスも年末年始もなく恐怖と過労に苦しみながら病院に詰め、それでも職場を放棄せずに職務に忠実であろうとする医療関係者の尊さも分からない。

 そうだよね。この人たちは毎日毎晩、飲んだり遊んだりするのに忙しくてニュースなんか見たことがないんだものね。


【屁理屈:オレたちが飲まなければ店が潰れる】

 え? 自分たちが飲み食いしなければ飲食業は潰れるって? 経済が回って行かないって?
 それはないでしょ。そういうのを屁理屈というのです。

 馴染の店が大切なら行って静かに飲み、静かに食事をして帰ればいいのです。何が何でも守らなくてはならない大切な店なら、普通の清酒一本を10万円で買い取り、テイクアウトの折り詰めに5万円払って帰ればいいのです。それもせずに安い代金でどんちゃん騒ぎをして、呑兵衛全体として感染を広げて非常事態宣言に追い込んで、店を追いつめる――それが今、一都三県で起こっていることです。このままだと店はつぶれてしまいます。

 それが分かっていながらやっているのに、変な小理屈を言うものではありません。飲食業の従事者はそれこそ血の涙を流すほどに苦労して感染対策をしているというのです。それを台無しにしているのはアンタたちじゃないか。

 田舎では私のような臆病者が、市内に感染者の一人もいない時期にもマスクをつけて畑仕事をしたりしているのです。もう年寄りですので人と会ったり話したりするのが重要なボケ防止なのに、一年近くも娘や息子・孫たち、そしして仲間とも会えていません。
 少し上の世代の中には、福祉施設で軟禁状態になっている人もいます。もちろん施設が悪いのではありません。コロナ事態が収まらないことが悪いのです。


【出でよ、自粛警察】

 おそらく日本人の99・9%くらいは誠実に義務を果たしているのです。けれど残りの0.1%、人数にして12万6000人くらい(東京都市圏で3万8000人くらい)が悪いのです。彼らが飲んで食べ、陽気に歌い踊って新型コロナに感染し、家や職場に持ち帰って無辜の家族や同僚に広げます――。

 もう私も限界です。
 感染者を差別してはいけないと言いますが、自らの快楽のために進んで危険に身を投じ、感染した人まで守る必要はありません。

 出でよ、自粛警察!
 繁華街でマスクもつけず、大声で騒いで唾を飛ばしている輩をネットに晒せ!
 政治家・企業家・芸能人、その他すべての有名人と私のような市井人まで含め、この日本社会を守ろうとしない者を倒せ!

言ってはいけないことなので削除しようと思ったのですがDeleteキーがうまく動かず消せません。そこで上のように処理しました)

 しかしなにか、叫んだらスッキリしたな。